藤原竜也主演、映画 “はやぶさ” は子ども向けで勝負!3Dで映画館はプラネタリウムに?
>3Dで製作される藤原竜也主演の映画『おかえり、はやぶさ』が完成し、本作がプラネタリウムを目指した子どもも楽しめる内容に仕上がったことがわかった。「もともと宇宙という未知の空間について非常に興味があったし、もちろん当時の『はやぶさ』のニュースも見ていました」という藤原は、映画の仕上がりに、「失敗を繰り返してもあきらめない気持ち、衝突を繰り返しても折れない仲間や家族とのきずな、とても普遍的なことをこの作品は教えてくれます。それは子どもから大人まで皆に伝わるメッセージだと思いますし、さらにそれをダイナミックに魅せてくれるのが今回の3Dです。とても迫力ある映像に仕上がっています」と自信を見せている。
映画『おかえり、はやぶさ』場面写真
今年10月に公開された竹内結子主演の映画『はやぶさ/HAYABUSA』、来年2月に公開される渡辺謙主演の映画『はやぶさ 遥かなる帰還』に続き、来年3月に公開される本作は、主演の藤原竜也ほか、杏、三浦友和、まえだまえだの前田旺志郎、森口瑤子、ココリコの田中直樹、カンニング竹山、豊原功補、宮崎美子、大杉漣、中村梅雀の出演、映画『電車男』の金子ありさの脚本、『鴨川ホルモー』の本木克英のメガホンで制作された作品。今年6月の製作発表以来沈黙を守ってきたが、6月中旬にクランクインした撮影は、2か月半におよぶ撮影を経てクランクアップ、7月から撮影と同時進行で進んでいたCG作業も3か月で終了し、完成。ついに沈黙を破ることとなった。
『おかえり、はやぶさ』は、藤原演じるJAXA(宇宙科学研究所)勤務の新米エンジニア・大橋健人を主人公に、小惑星探査機「はやぶさ」の偉業を描くほか、火星探査機「のぞみ」「イカロス」といったJAXAが挑んできたプロジェクトにも焦点を当て、そこに藤原演じる大橋と、三浦演じる父・伊佐夫の親子関係を絡ませる。3Dで映画館をさながらプラネタリウムにする自信の映像と、前田演じる宇宙を夢見る少年の視点も加わって、映画は子どもも楽しめる内容に仕上がった。9日に解禁された本作のポスタービジュアルには、宇宙のはやぶさを見つめる藤原、杏、三浦、前田の姿と、「希望にのせて戻ってこい!」の文字。2010年6月、小惑星「イトカワ」に着陸し、微粒子を持ち帰るという偉業を成し遂げた小惑星探査機「はやぶさ」が、3D映画で再びわたしたちに希望を与えてくれることを期待させてくれる。(編集部・島村幸恵)
映画『おかえり、はやぶさ』は2012年3月10日全国公開