映画.com より(以下一部抜粋)


>映画「マネーボール」のジャパンプレミアが11月9日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演のブラッド・ピットが舞台挨拶に立った。「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(2009)のジャパンプレミア以来、約2年10カ月ぶりにパートナーのアンジェリーナ・ジョリーと来日したピットは、「日本に来られてうれしい」とニッコリ。そして東日本大震災の被災地に向け、「世界中を旅していても、日本のことを思っていた。震災に心は痛むけれど、日本人の粘り強さは僕たちにも影響を与えています。エンタテインメントに携わる自分たちが、少しでも癒しの時間を提供できれば」と真しな眼差(まなざ)しで語った。

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 ピットは、「4年かかってつくった作品なので気に入ってもらえるとうれしい」と自信のほどをうかがわせた。アカデミー賞ノミネートが有力視されているが、「良い作品をつくりたいと思っているだけなので、賞をもらうことはうれしいけれど、あまりこだわっていない」と語った。

 小泉今日子らが参加する「被災地の野球少年にボールを届けよう!」プロジェクトとして、全国から4159個の野球ボールが集められた。ピットは、会場に招待された、被災地のリトルシニアリーグで活動する中学生10人にサイン入りボールを贈呈。ボールを受け取った中学生は、「とてもうれしいです。一生の思い出になりました」と感激しきりだった。

 ピットは11月8日、ジョリーと6人の子どもとともにプライベートジェットで東京・羽田空港に到着。11月10日に今作の会見を行い、同夜に帰国を予定している。

 「マネーボール」は、メジャーリーグの弱小球団「オークランド・アスレチックス」を独自の「マネー・ボール理論」により改革し、常勝軍団へと導いたビリー・ビーンの苦悩と栄光の半生を描く。「カポーティ」のベネット・ミラー監督がメガホンをとり、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジョナ・ヒル、ロビン・ライト、クリス・プラットらが共演している。

 「マネーボール」は、11月11日から全国で公開。

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