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エディ・マーフィが、第84回アカデミー賞授賞式の司会を降板したと米CBSニュース他のメディアが一斉に報じている。

【写真】同授賞式のプロデューサーに決定していたブレット・ラトナー監督も降板の意を表明

また、同授賞式のプロデューサーに決定していたブレット・ラトナー監督も11月8日に降板の意を表明したばかりで、友人どうしでもあり、パートナーとして授賞式をクリエイトするはずだったプロデューサーと司会者がそろって降板した形になった。

「まず、言っておきたいのは、アカデミー賞授賞式のプロデューサー変更について、僕は、双方の決断を完全に理解できますし、支援するということです。僕は、我々の制作チームが作り上げようとしていたショーに参加できることを心から楽しみにしていました。しかし、新たな制作チームと新司会者も、同じぐらい素晴らしい仕事をすることを確信しています」というエディの降板声明をアカデミーが発表したとCBSニュースが伝えている。アカデミーのトム・シェラック会長は「パートナーのブレット・ラトナーを失ったエディの気持ちは理解できる。彼の今後の成功を祈っている」と語っている。

ラトナー監督は、先週、新作映画『Tower Heist』(邦題『ペントハウス』で日本2012年公開)のプロモーションで取材を受けた際、「リハーサルはおかまどもがやることだ」と発言したため、同性愛者権利擁護団体などから激しい非難を受けていた。また、11月7日にハワード・スターンのラジオ番組に出演した時にも、自らのオーラルセックスのテクニックや睾丸の大きさ、ハリウッドの大御所たちの性的な癖など、卑猥な言葉を使って下ネタを連発しため、一部のアカデミー会員から苦情が出ていたらしい。ラトナー監督の降板声明文には「最近、自分が人前で発した愚かで中傷的な言葉のために、この業界で最も尊敬している人々から自分がお叱りを受けているのは当然のことです」と記されていたという