>伝説のロックバンド「クイーン」のフロントマンとして世界中から愛され続けるフレディ・マキュリー没後20年を偲び、クイーン全盛期のライヴ映画『クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver.』が11月19日(土)より劇場公開となる。これに先駆けて、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイの特別コメントがシネマカフェに到着した。
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栄光、歌声、魂をロック史に刻みつけた稀代のロックバンド、クイーン。今年2011年はバンド結成40周年、そして独特の歌声で世界中のファンを魅了しいまなお愛されるボーカル、フレディの没後20年のWメモリアル・イヤーである。
ブライアンは、クイーンの“遺作コンサート”とも呼ばれる1981年に行われたモントリオールでのライヴの様子を収めた『クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver.』の撮影当時のフレディとの思い出を熱っぽくふり返る。「ソウル・スウィマー(監督)とは上手くいってなかった」とロッカーらしく飾り気のないストレートな口調で語り始めるブライアン。「メンバーが会場に行くと、監督は何も言わず照明の色を変えたり、ステージ上にカメラマンや道具を置き、いつものコンサートができる状態じゃなかったよ」と、撮影がかなり難航していたことを明かした。
しかし、ブライアン自身本作を「クイーンの生涯で最高の映像作品」と太鼓判を押しているのもまた事実。舞台裏でのアーティスト同士の譲れないこだわりが垣間見える貴重な映像の数々が、本作には収められているのだ。
なお、本作の上映劇場では本編の上映終了後、メモリアルサイン(記帳)用紙が配布され、フレディへの思いが彼の眠るイギリスの自宅に届けられるというファン参加型のイベントも実施。このほかにも、1975年のクイーン初来日の模様などの秘蔵映像や縁の品々を展示するクイーン展「QUEEN FOREVER」や、『クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver.』の挿入歌としても使用されているクラシカル・ユニット「1966カルテット」がクイーンの数々の名曲をアレンジした楽曲を収めた「ウィ・ウィル・ロック・ユー ~クイーン・クラシックス」(CD)がリリースされ、これに合わせて発売記念コンサートも行われるなど、フレディに捧げる記念プロジェクトが続々と展開していく。
『クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver.』は11月19日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。クイーン展「QUEEN FOREVER」は11月23日(水)~12月11日(日)の期間で東京タワー1階特設会場にて開催。「1966カルテット」が奏でる「ウィ・ウィル・ロック・ユー ~クイーン・クラシックス」(CD)は11月23日(水)よりリリース。
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