シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
> ジェームズ・フランコが、劇作家のテネシー・ウィリアムズが死去したニューヨークのホテルで降霊会を開催し、テネシーの霊とコンタクトを試みた。
ジェームズ・フランコ出演映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』写真ギャラリー
この催しは、芸術の形を破っていこうという目的で開催されている映像演劇フェスティバル「パフォーマ11」の一環として行われ、ジェームズは写真家で映画監督のローレル・ナカダテとともに、「テネシーを探す3つの上演会」というタイトルのイベントを開催。降霊会はそのひとつとして行われた。会は、1983年にテネシーが死去したホテル・エリシーで、交霊に使うウィジャ盤を使って行われ、ジェームズらが観客とともにグループに分かれて輪を作り、降霊術師の女性がテネシーからのメッセージを告げるという形。テネシーの言葉は、ジェームズを褒めるコメントが中心だったようで、参加した観客は真剣に取り組んでいる人もいれば、やや疑わしそうにする人もいたようだ。
イベントでは降霊会のほかに、テネシーの劇「ガラスの動物園」の公開オーディションなども行われた。ジェームズはテネシー作の舞台「青春の甘き小鳥」へニコール・キッドマンと共演する予定だったが、降板が決まり、公演は延期となっているが、テネシーについてはかねがね興味を持っていたよう。ニューヨーク・マガジン誌では、「生と死の間で、芸術家と芸術世界のバリアを越えて劇を作るというのはとても興味を引かれる。テネシーは、自分の経験を作品に取り込んで芸術に変えていった素晴らしい作家の代表だ」と語っている。