ぴあ映画生活 より(以下一部抜粋)


>『シュリ』『ブラザーフッド』で知られるカン・ジェギュ監督の7年ぶりとなる新作『マイウェイ 12,000キロの真実』(1月14日(土)日本公開)。そのメイキング映像が本編に先駆けて公開され、監督や主演のオダギリジョー、チャン・ドンゴンらが作品について語っている。

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第2次世界大戦を背景に、日本、ソ連、ドイツ3ヵ国の軍隊で戦うことになった東洋人2人の、5年間12000キロに及ぶ過酷な旅路を描く本作。韓国・日本などアジアだけでなく、世界16ヵ国から7000人を超えるスタッフ・キャストが参加した大作だ。主演を務めたオダギリジョーもメイキング映像の中で「微妙な感情をもつ関係性の国々が一緒になって作る、というところにまず興味を持った」と出演の動機を語る。

オダギリは、本作の最大の特徴のひとつである激しい戦闘シーンについても、「一番難しかったのはアクション。緊張が取れない日々が続いた」と胸の内を吐露。今回の映像の中でも凄まじい火薬量の爆破シーンが多数収録されているが、撮影にはリアルさにこだわるため本物の銃や弾丸、火炎瓶などの小道具が使われ、オダギリも多くのアクションを自ら演じたという。一方、もう1人の主演俳優であるチャン・ドンゴンは、本作の戦闘シーンを「戦争を見せるだけでなく、主人公たちの心情を表現するもの」と解説し、ドラマ性もアピール。「期待を裏切らない作品になると確信している」と自信を覗かせている。

この主演俳優2人を「直感で選んだ」というカン・ジェギュ監督は、「オダギリジョーとチャン・ドンゴンという俳優が結合したとき、キャラクターの“化学反応”を最もドラマチックに表現できる」と絶賛。映画についても、「心の中に敵や憎しみを持つ人も、この映画を見て人間を理解し、愛するようになるきっかけになってくれれば嬉しい」と語っている。

『マイウェイ 12,000キロの真実』
2012年1月14日(土)全国ロードショー

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