シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
>芦田愛菜が、2012年3月に公開される松田翔太主演の映画『ライアーゲーム -再生-』で、最年少事務局員・アリスを演じることがわかった。前作で、松田演じる秋山深一に大敗したライアーゲーム事務局が、復讐(ふくしゅう)のために、秋山をゲームにおびき出すという設定の今作。芦田は、天才的な頭脳を持つ最年少事務局員として秋山がチャレンジするゲーム「イス取りゲーム」を仕切る。
「愛菜ちゃんが日頃見せるスマイルを封印して松田翔太さん演じる秋山らをゲームに陥れていく対立の構図はゲームにこれまでのシリーズになかった新たな緊張感をもたらしてくれるのではないか」。口調や立ち回りもすべて大人と変わりない、謎に満ちた少女・アリスを演じるのは、「芦田愛菜をおいてほかにいない!」と芦田を抜てきした製作陣。本作では、芦田のキュートな笑顔は封印。芦田は、新境地に挑戦することになる。撮影は、10月10日にクランクイン。セットに立ち、「(セットが)キラキラしていてきれいだけど少し怖いです」と子どもらしいかわいらしい発言をした芦田だが、一度演技が始まれば、女優の顔を見せる。「目や身体が動かないように気をつけています。クールなお洋服は着てみたかったので、衣装合わせのときに初めて着てみてから、早く本番が来ないかなとわくわくしていました。まだ撮影が続くので、がんばります」と新境地に物怖じはないようだ。
松田以外のキャストを一新し、新生『ライアーゲーム』として公開される本作。テレビドラマシリーズ、劇場版第1弾でバカ正直な女子大生・神崎直を演じてきた戸田恵梨香に代わり、ニューヒロイン・篠宮ユウ役を、多部未華子が演じることが発表されていた。芦田から、「この作品に出演することが決まって、ライアーゲームのDVDを見ていたので、初めて会ったときに“秋山深一がいる!”と思いました。すごくカッコよくて、優しくて、共演できてうれしいです」とラブコールを受けた松田は、「(愛菜ちゃんに)とても癒やされています」とすっかりメロメロな様子。一方の多部は、「(多部さんの)いろんなドラマを観ていて、一緒に演技ができるのを楽しみにしていたんですけど、ライバルっぽい役なので残念です(笑)」と語る芦田に、「普段の立ち振る舞いからしても、女優さんだなと感じています」とすっかり感心しているようだ。
青年漫画誌「週刊ヤングジャンプ」にて、2005年より不定期連載されている甲斐谷忍の原作の中でも、傑作といわれる「イス取りゲーム」のエピソードを、シリーズを通してメガホンを取ってきた松山博昭監督が映画化する本作。芦田愛菜の新境地という強力な要素が加わった新生「ライアーゲーム」に、期待が高まりそうだ。(編集部・島村幸恵)
映画『ライアーゲーム -再生-』は2012年3月3日より全国公開