ゴールデン・グローブ賞の司会に決まったリッキー・ジャーヴェイス、承諾した理由は批評家をだまらせるため

シネマトゥデイ  


> ゴールデン・グローブ賞の司会者として再登板することが発表されたリッキー・ジャーヴェイスが、承諾した理由はうるさい批評家をだまらせるためだとコメントした。

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リッキーは昨年のゴールデン・グローブ賞授賞式で司会者を務めたが、ジョニー・デップやアンジェリーナ・ジョリーを含む、トップセレブを名指ししてきついジョークを飛ばし、大ひんしゅくを買っている。ハリウッド外人記者クラブの会長は、「完全に一線を越えていました」とコメントし、名指しでジョークの種にすることなどはHFPAとして容認できないと憤慨。リッキーは二度とアメリカでの授賞式の司会はオファーされないだろうと言われていた。

「正直、承諾をするのは難しい決断だった。引き受ける上で多くのプラスとマイナスがある。司会をするのは大好きだけど、去年の自分の司会を越えられないのではという心配はあった。まあ、HBOでテレビドラマ「ライフス・トゥー・ショート(原題) / Life’s Too Short」をスタートさせるので、どちらにしてもロサンゼルスにいるからいいかと思ったんだけど、今度はこの新しいテレビシリーズがゴールデン・グローブ賞の影に隠れてしまうかもしれないと心配になった。僕がまた司会を務めることを気分よく思わない人もいる(ちなみにこれはプラスとのこと)。最終的に承諾をしたのは、僕が二度と司会をオファーされないと言っていた口うるさいクソ野郎どもをだまらせるためだ。仕事を請ける理由として間違っているかって?そりゃあそうだろうね」と、リッキーは笑って説明している。

3度目となる今年の授賞式は確実に最後だと語る彼としては、なぜ昨年のジョークがあんなに物議をかもしたのかはいまだに理解できないらしいが、今年は故意に攻撃的にしていく予定とのこと。「今年は、腹を立てる正当な理由がある内容にしてやる。一番楽しいのはジョークを考えることだ。特に1センテンスのジョークは、解釈を違えることができないから重みがある」とコメントしている。リッキーの司会に辛口の批評をした人たちは、逆に彼に余計なやる気を起こさせてしまったようだ。