映画.com より(以下一部抜粋)


>気鋭の若手女性監督3人が、現代社会を生きる女性たちの愛とセックスを、リアルかつみずみずしい感性で描き出した企画「ポルノチック」の特報動画を、映画.comが独占入手した。

「ポルノチック」特報動画

 「森崎書店の日々」で、昨年劇場用長編デビューした日向朝子監督作の「フォーゴットン・ドリームス」は、荒戸源次郎監督の「ファザーファッカー」で鮮烈なデビューを飾り、演技派女優として活躍する中村麻美が、都会で働く等身大の女性を好演、夫との心と体のすれ違いを繊細に描く。

 吉田良子監督は、映画学校時代に書いた脚本が、かつてピンク映画四天王と呼ばれ、現在は一般作品が国際映画祭で連続受賞している瀬々敬久監督の目にとまり、瀬々監督監修のもと“エロス番長シリーズ”「ともしび」でデビューした実力派。今回手がけた「惑星のかけら」では、家庭問題を抱えた孤独な少女と、ナルコレプシーのストーカー青年との一夜限りの小さな恋物語を映し出す。

 セクシーな演技で定評のある吉井怜と、数々の映画やドラマで活躍する桃生亜希子がひとりの男性をめぐって不思議な愛の形を見せる「夕闇ダリア」は、東京芸術大学で黒沢清、北野武に師事し、2008年に西島秀俊、加瀬亮共演の「東南角部屋二階の女」で長編映画デビューした池田千尋監督がメガホンをとった。

 女性ならではの視点で優しく、時に率直に切り取った男女の愛の形が見どころだ。特報では、個性豊かな3作品のテーマを、それぞれの印象的なセリフと美しい映像とともに紹介している。

 「ポルノチック」は11月26から銀座シネパトスで3週間限定公開、その後名古屋シネマテーク、大阪・第七藝術劇場ほかで全国順次公開。