スポニチアネックス より(以下一部抜粋)
> 大阪ダブル選投開票日の27日に放送されるNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」最終回が、選挙特番のため、近畿ブロックのみ30分前倒しされることが18日、分かった。「大阪維新の会」代表で前府知事の橋下徹氏(42)と現職の平松邦夫氏(63)が激しく争う大阪市長選が大河を動かした格好。同局関係者が「おそらく初めて」という緊急措置で、より早く視聴者のニーズに応える。
主演の上野樹里(25)も真っ青だ。戦国時代から江戸時代初期に生きる女性を描いた物語もいよいよクライマックスが近づき、視聴率は15%前後をキープ(関西地区)。通常なら午後8時から43分間の放送だが、27日の最終回は30分拡大して9時13分までの放送を予定していた。
しかし、ダブル選の投票は午後8時まで。橋下氏と平松氏が争う市長選の開票は同9時からだが、出口調査などによってはそれまでに当確が出る可能性もある。そこで近畿ブロックに限り、放送開始を同7時半に前倒し。同8時43分から「大阪府知事・大阪市長選挙開票速報(仮)」の放送を決めた。「ニューステラス関西」(月~金曜後6・10)でキャスターを務める真下貴アナ(42)の司会で逐一、最新情報を伝える。
選挙特番のために大河ドラマの放送時間を変更するのは近畿ブロックでは「おそらく初めて」(関係者)という。同局編成部は「関西地域において極めて関心が高く、また地方自治のあり方が大きな焦点になるなど全国的にも注目を集める選挙であることから、地元の放送局としては情勢や結果をいち早く、かつ詳しくお伝えするために今回のような編成とした」と説明。放送終了時間も未定で、臨機応変に対応する構えだ。
前作「龍馬伝」では、昨年11月28日の最終回放送中に、愛媛県知事選の当確を伝える速報テロップが流れ、視聴者からクレームが殺到。ちょうど福山雅治(42)演じる坂本龍馬が暗殺されるシーンで、午後8時55分だった。ただ、同局は今回の措置との関連性は否定しており、あくまで「ダブル選の関心が高いため」としている。