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>女優の吉井怜が、池田千尋監督がメガホンをとった「夕闇ダリア」で、一糸まとわぬ姿で迫真の演技を披露していることがわかった。映画.comは、同作の見どころを網羅した特別映像を独占入手した。

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 同作は、気鋭の若手女性監督3人(池田監督、日向朝子監督、吉田良子監督)が、現代社会を生きる女性たちの愛とセックスを、みずみずしい感性で描いた企画「ポルノチック」の1作品。吉井は、西島秀俊、加瀬亮共演の「東南角部屋二階の女」で長編映画デビューした池田監督のもと、柄本佑、桃生亜希子とともに不思議な愛の形をリアルに演じきった。

 吉井は、オファーを受けた際に縁を感じて出演を快諾。脚本を読んで「一見、不思議な世界観に感じましたが、こういうことって日常の身近なところにあるのかも……。繊細さと人の強さと弱さを感じた」という。池田監督については、「とてもほんわかしていて、でも芯のあるかた。(桃生)亜希子さんが“ペコちゃん”と名づけて以来、ペコちゃんに見えてかわいかったです」と語る。

 撮影では、「“ふだんの吉井さんっぽく”“もっと抜いた感じ”“力が入っています”。この3点を特に注意され、人から見たふだんの私の印象と、私が思う自分らしさの相違に悩みました」と述懐。そして、「わからないところや迷ったときに一緒に考えてくださり、常により良い芝居(空気感など)を優先してくれました」と池田監督に全幅の信頼を寄せた。

 特別映像では、恋人がいる男性を好きになったかなえの心情の移ろいとともに、相手の女性の幻影とのいびつな共同生活をリズミカルに構成。柄本との情熱的なラブシーンの一端もうかがい知ることができる。

 「夕闇ダリア」含む「ポルノチック」は、11月26日から銀座シネパトスで3週間限定公開。その後、名古屋シネマテーク、大阪・第七藝術劇場ほか全国で順次公開。


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