http://dramanavi.net/news/2011/11/post-1127.php
>英国の人気番組『ドクター・フー』のファンにビッグニュース!? 映画『ハリー・ポッター』シリーズで4作品を手がけたデビッド・イェーツ監督が、『ドクター・フー』の映画化に着手すると、米Varietyが伝えた。
『ドクター・フー』は、過去・現在・未来を自由に行き来する謎のドクターの大冒険を描くお話。1963年から89年にかけて放送されたのち、ラッセル・T・デイヴィスの手によって2005年に見事に復活を遂げた。現在は11代目ドクターをマット・スミスが演じ、スティーヴン・モファットが製作総指揮を務めている。なお、映画は1960年代にピーター・カッシング主演で2作品作られ、1996年にも単発のTVムービーが放送されている。
今回の映画化にあたって、イェーツは現在脚本家を探しているとのこと。「ちゃんとした作品を作るために2年から3年はかけるつもりだ。映画という大きな土俵に持ち込むにあたっては、思い切った変身を遂げさせないといけない」
この言葉からもわかるように、イェーツは映画をTVシリーズの続編として作るのではなく、まったく新しいアプローチで物語を描くつもりだ。「タイムロード(ドクターの種族)が時間旅行をする設定なら、どんな次元・時代でも物語やドラマを表現できる。ラッセル・T・デイヴィスとスティーヴン・モファットは独自の素晴らしい変革をもたらした。だけどそれは脇に置いて、白紙の状態からやり直さなければならない」
また、脚本家は英国出身にこだわるつもりはないとのこと。「英国流のセンスを欲しているけれど、ハリー・ポッター映画の脚本を書いたスティーヴ・クローヴスは、アメリカ出身でもそのセンスを見事につかんでくれていた。だからアメリカ人の脚本家も視野に入れているよ」
なお、この映画化では、『ドクター・フー』の2005年復活当時、BBCのドラマ部門を率いていたジェーン・トランターも中核に位置しているという。世界的に大ヒットしたハリポタ映画の監督と彼女がタッグを組んだことから、映画プロジェクトへの本気度がうかがえるだろう。
しかし上の報道を受けてネットメディアでは混乱も起きている。『ドクター・フー』マガジンは、「映画のウワサが流れていますが、ここ何年も出回っているのと同じもの。今のところ何も起きていません!」とツイッターで発信。一方、BBCアメリカは「『ドクター・フー』映画版はBBCワールドワイド・プロダクションがロサンゼルスで準備中。脚本はできていませんし、出演者や撮影クルーは未決定です」とツイートしているのだ。
二つのツイートを見ると、映画化プロジェクトはまだ本決まりではない可能性もある。とはいえ、ファンにとっては非常に気になるニュースであることは間違いないだろう。(海外ドラマNAVI)
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