ロイター より(以下一部抜粋)
>カール・ユングとジークムント・フロイト、そして精神分析学の誕生について描いたデビッド・クローネンバーグ監督の映画「A Dangerous Method(原題)」が23日、米国で公開される。
ユングの元患者で愛人のザビーナ・シュピールラインを演じる英女優キーラ・ナイトレイ(26)は、9月のトロント国際映画祭でのロイターのインタビューの際に、ユング役のマイケル・ファスベンダーとのベッドシーンを理由に最初この役を断ったことなどを明らかにしている。
ナイトレイは、この作品でのベッドシーンは特に難しかったようだが、との質問に「ベッドシーンは常に難しく、常にむき出しだが、今回のはちょっと趣向が異なるものだった。2つのシーンがあるが、自分に演じられるか分からなかった」と告白。「作品にとって極めて重要なシーンで、交渉して取り除いてもらえばよいという問題ではなかったから、監督に電話をして断った」と語った。
クローネンバーグ監督は「それが理由で辞退されるのは非常に残念なので、必要なら取り除こう」と言ってくれたが、大切なシーンであることは分かっているのでそれはできない、と答えたという。それに対して、監督からは「性的やのぞき趣味的なシーンにはしたくない。臨床的にしたいのだ」と説明があり、その後いろいろと話し合い、心理学的な解釈を試みた結果、役を引き受けることにしたと話している。