スポーツ報知 より(以下一部抜粋)


> タレントのウエンツ瑛士(26)が、映画「タイガーマスク」(落合賢監督、来年公開予定)に主演することが26日、分かった。梶原一騎氏原作の国民的人気コミックを初めて実写映画化。主人公の伊達直人が特殊なスーツを着るとタイガーマスクに変身するという、新たな設定で描く。12月1日にクランクインする予定。

 あのタイガーマスクが、ウエンツ主演でついに実写映画化される。

 「タイガーマスク」は、1968~71年に「ぼくら」、「週刊少年マガジン」などに連載された、梶原一騎氏原作の人気コミックが原作。「巨人の星」と並ぶ、梶原氏の代表作だ。悪役レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされた少年・伊達直人は鬼教官・ミスターXの殺人的トレーニングに耐え、タイガーマスクとしてプロレスのリングにデビューするが、その後、児童養護施設に多額の寄付をするために「虎の穴」を裏切ることになる。

 69年に日テレ系でアニメ化されると、最高視聴率31・9%を記録し、国民的人気番組に。また、レスラー・タイガーマスクは現実のリングでも活躍しているが、実写映画化は今回が初めてだ。

 映画版では、伊達直人が特殊なスーツを着ると、運動能力や筋力が格段にアップするタイガーマスクに変身するという設定に一新。スパイダーマンやバットマンのような“アメコミ風アクションヒーロー”を意識し、マスクのデザインも変える予定だ。

 原作を知らない子供たちにも魅力を伝えるため、「なぜタイガーマスクが誕生したのか」に焦点をあて、伊達直人が虎の穴で過ごすエピソードに約3分の1を費やす。

 07年公開の実写映画「ゲゲゲの鬼太郎」でも鬼太郎を演じたウエンツだが、今回の起用に「驚きました。自分ということより、どのように描くのかとても興味がわきました」とコメント。「原作に似せるとか、忠実にということではなく、そこにある作者の思いや、ファンの気持ちを大切に頑張りたい」と話している。

 ミスターX役は哀川翔、ヒロインの若月ルリ子役は夏菜が演じる。21世紀のタイガーマスクが劇場に再び現れる。