ロンドン 24日 ロイター ]より(以下一部抜粋)


> 人気小説「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリング さんが24日、廃刊した英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の盗聴事件を受けた独立調査委員会の公聴会で証言した。


特に子どものプライバシーを訴え、これまでにもメディアに対する苦情を述べているローリングさんだが、公聴会では、もし特定の新聞に対して抵抗すれば「悪意」に満ちた報復に遭いかねないと発言。「全てのマスコミに当てはまるわけではないが、まったく傲慢で冷淡、有名人なのだから当然だろうといわんばかりの態度だ」と批判した。


緊張した面持ちで語り出したローリングさんは、1997年のハリー・ポッター出版の2年後には転居を余儀なくされたことを明かし、自宅を記者やカメラマンに包囲された上に家の詳細までも新聞に書かれ、もはや住み続けることができなかったと語った。


さらに、記者が5歳の娘の通学かばんにこっそりメモ書きを入れたり、ハリー・ポッター最終巻の内容について情報を集めようと子どもが通う学校の先生にまで連絡したことに対する怒りにも触れた。中でも、娘の水着姿などを盗み取られたことには強い憤りを示し、「子供は、親が誰であろうと、プライバシーを尊重されるべき」と主張した。


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