映画.com より(以下一部抜粋)
>世界的な人気シリーズの最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」がアカデミー賞作品賞を受賞する可能性が高いと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
「ハリポタ」完結編、全世界興収10億ドル突破
「ハリー・ポッター」シリーズは、シリーズ累計で76億ドルという驚異的な世界興行収入を記録しているにもかかわらず、これまでアカデミー賞のノミネートはわずか9部門で、技術部門に限られていた。しかし、今年公開された最終章の後編は、米総合映画批評サイトRottenTomatoes.comで96%の高評価を得ているため、同作の配給を手がけるワーナー・ブラザースはアカデミー賞獲得にむけてキャンペーンを積極的に展開している。
年末に公開されるライバル作品とは異なり、同作は今年7月に劇場公開されたため、ワーナーは他社に先駆けてバラエティ紙やハリウッド・レポーター紙などでアカデミー会員向けの広告宣伝を展開。さらに、ロサンゼルスの巨大看板でも会員に向けてアピールを行っている。
アカデミー賞は、ファンタジー映画を冷遇するといわれているが、ピーター・ジャクソン監督の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは最終章「王の帰還」で作品賞を受賞したケースがある。今回、ライバルとなるのは、同じく児童書を巨匠が映画化した「ヒューゴーの不思議な発明」(マーティン・スコセッシ監督)と「戦火の馬」(スティーブン・スピルバーグ監督)になると、ハリウッド・レポーター紙は分析している。