『怪物くん』、早くも10億円超え!2週連続首位の大ヒット!『けいおん!』は『タンタン』を超えて2位と大健闘!【映画週末興行成績】

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>いよいよ冬休み映画の公開も始まり、国内興行ランキングの首位争いもし烈になってきた中、今週は『映画 怪物くん』が2週連続で1位を獲得した。12月3日、4日の土日の動員が33万4,925人、興収4億4,979万1,950円と、前週に比べても落ちの少ない高いアベレージでの興行となった。さらに初日から9日間の累計動員は89万8,244人、累計興収は12億59万6,700円と早くも興収10億円を突破。そのうちの3Dの内訳は動員62万8,850人、興収9億168万4.950円で、3D人員内訳は70.1パーセント、興収内訳は75.1パーセントを占めている。

『映画 「けいおん!」』 写真ギャラリー

 2位には人気アニメの劇場版『映画 「けいおん!」』が初登場。土日2日間の成績は動員が23万7,817人、興収3億1,631万450円という大ヒットスタートをきった。全国137スクリーンでの公開と、公開規模はそれほど大きくないものの、全国的に満席に近い動員を集めた劇場も多かったようで、「けいおん!」人気の高さがうかがい知れる。新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶では1,000席の枠に約10万通の応募があったというが、このファンの熱気がそのまま順位に現れた格好だ。男女比は8対2で男性客が多く、テレビシリーズのファンと思われる20代~30代が中心に来場。これから冬休みに入り、10代、および女性客も取り込むことになると予想され、冬映画の台風の目としての本作がどこまで成績を伸ばすか、注目したい。

 3位にはスティーヴン・スピルバーグ監督初の3D作品『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が初登場。12月1日から全国895スクリーンで公開され、土日2日間の成績は、動員14万8,697人、興収2億1,950万8,750円。1~4日までの累計動員は22万6,404人、累計興収は3億1,929万3,550円となった。劇場には、30代から50代のスティーヴン・スピルバーグ監督の映画ファンと見られる男性を中心に集客。作品評価は高いため、口コミなど、これから冬休みに向けてさらなる動員に期待したいところだ。

 公開6週目を迎えた『ステキな金縛り』は4位で2ランクダウンで、これまでの累計動員が286万6,379人、累計興収が35億3,534万150円と35億円を突破。続いて、三浦友和主演の『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』が先週の15位から5位へとジャンプアップ。11月19日から本作の舞台となった富山県内の3つの映画館で先行公開されていたが、12月3日から全国211スクリーンに拡大公開。土日2日間の成績は動員が8万2,707人、興収が8,987万8,400円となった。

 6位の『カイジ2~人生奪回ゲーム~』、7位の『マネーボール』、8位の『アントキノイノチ』はそれぞれ3ランクダウン。『カイジ~』の初日から30日間の成績は累計動員が113万4,217人、累計興収が14億6,239万9,650円と15億円が間近。続く9位の『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』は2ランクダウン。公開6週目の『映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』は10位で2ランクダウン。同じく公開6週目の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は5ランクダウンで11位と今週は惜しくも圏外に落ちてしまった。

 今週末は『リアル・スティール』『源氏物語 千年の謎』『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX』といった作品がベストテン入りを狙うほか、『ポール・マッカートニー/THE LOVE WE MAKE ~9.11 からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティへの軌跡』『トーキョードリフター』『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』『UGLY』『マイティ・ウクレレ』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)