cinemacafe.net より(以下一部抜粋)


>世界的なヒットを記録した前作に続き、鬼才ガイ・リッチー監督のもとで製作された『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のヨーロッパ・プレミアが、12月8日(現地時間)、英米公開を前にイギリス・ロンドンにて開催された。会場にはガイ・リッチー監督を始め、ホームズ&ワトソンコンビでおなじみのロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウらキャストが集結し、ファンの歓声を浴びた。

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前作『シャーロック・ホームズ』に続くシリーズ2作目となる本作。原作小説に基づく推理ドラマにスピード感のあるアクション満載の新たなホームズ像が前作では話題を集めたが、今作ではロバート演じる肉体派シャーロック・ホームズとジュード演じるワトソン医師のコンビに加えて、ホームズの宿敵と言われる知能犯、モリアーティ教授との世界を股にかけた戦いが展開される。

レッドカーペットイベントの会場であるロンドン・レスタースクエアにはおよそ800人ものファンが国内外から駆けつけ、会場に入りきれないファンの姿も。幕開けに本作の劇中で描かれるジプシーの踊りをイメージした楽隊が会場を沸かせると、ガイ・リッチー監督を筆頭に一同が登場。ジュードは舞台「ハムレット」を終えたばかりでヒゲをたくわえ、カジュアルなスーツ姿でファンサービスに応じ、ロバートもおどけたポーズを取るなどファンサービスに専念した。本作のプロデューサーである妻のスーザン・ダウニーは来年2月に出産予定だが、大きなお腹に黒いドレスで登場した。

「ここは僕の裏庭みたいなもんなんだよね! 子供の頃、このスクエアには映画を観にきていたんだけど、それがいまではレッドカーペットを歩いている」と話すのはロンドン出身のジュード。本作の公開の前に既に3作目の製作の話もうわさされるが、「今回は前作よりも自信を持って堂々とした気持ちで、前作でみんなが喜んでくれた部分をより掘り下げて、広げて作ったよ。3作目を作るかどうかについて、僕たちに有利な点はコナン・ドイルの原作にはたくさんストーリーがあるってことだよ。だから、僕はまたやりたいと思っているよ! 僕はこの仲間たちが好きだからね!」と前向きな姿勢を見せた。また、前作の公開時には来日を果たしたジュードだが、「2月に日本へ行くからね! みなさん、元気に良い年を迎えてくださいね!」と嬉しいメッセージをくれた。

本作でヒロインを演じるのは、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で一躍脚光を浴びたスウェーデン出身の女優ノオミ・ラパス。ハリウッド大作への出演はこれが初めてとなるが、「私は3年前まで英語もできなかったので、この作品は大きなステップでした。ロバートやジュードに思うようについて行けるかどうかが分からなかったし、アドリブや即興ができるのか、自分の言葉として話せるのかが心配でした。でも、2、3日後にはそんな心配を忘れていました。それはガイやロバート、ジュードのおかげ。私をすごく助けてくれたし、愛してくれたし、抱きしめてくれて受け入れてくれた。だから、仲間の一人としてすぐに溶け込めました。とても楽しい撮影でした」と充実した表情で撮影をふり返った。

そして、ロバートは、早くも期待される3作目の可能性について聞かれると、「もちろん! とにかくこの作品が好きだし、とても大切にしているよ。面白いこともたくさんあるんだ! ガイ・リッチーは朝から晩まで撮影に没頭しているしね。とにかくこの先ずっとこの作品を作り続けることができればいいと思っているよ」とこちらも意欲的。日本のファンに向けて「また会おうね」とメッセージを残した。

『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』は2012年3月10日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。

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