シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

先日、撮影が終了したことが報じられた映画『ダークナイト ライジング』のクリスファー・ノーラン監督が、本作では、IMAXカメラで撮影したショットが、およそ50分におよぶ予定だと語った。

 12月16日より全米公開される映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のIMAX版で、6分間のフッテージ上映が行われる予定の『ダークナイト ライジング』。ノーラン監督は、前作『ダークナイト』で使用したIMAXカメラでの撮影を、本作でも行うことを明かしていた。そして、先日ロサンゼルスにおいて行われたフッテージのプレミア上映で監督は、スラッシュ・フィルム.comから、IMAXショットがどのくらい使用されているか聞かれ、およそ50分に及ぶだろうと答えた。

 エンターテインメント・ウイークリー誌のインタビューで監督は、前作『ダークナイト』ではIMAXを使用したショットは25分ほどだったと語っており、続編では、その倍の映像が使用されることになる。その内わけは、ほぼすべてのアクションシーンと、大規模な撮影を行った場面での使用になるという。ただ、IMAXカメラはサイズも作動音も大きいため、セリフのやり取りをする場面などで俳優の演技の妨げになる場合もあることから、すべてをIMAXで撮影するわけにはいかなかったようだ。

 ちなみにスラッシュ・フィルム.comによれば、世界一高い高層ビル、ブルジュ・ハリファからの宙づりシーンが話題の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でもIMAXの撮影シーンはおよそ23分とのこと。それをはるかに超える尺で、鮮明で迫力の映像が使用されているとなれば、本作は、来年、絶対にIMAXで観たい1本となりそうだ。(編集部・入倉功一)



映画『ダークナイト ライジング』は2012年夏公開予定