シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


全米大ヒットミュージカルを、トム・クルーズをはじめとするオールスター・キャストで映画化した『ロック・オブ・エイジズ(原題) / Rock of Ages』の海外予告編が解禁され、往年のヒットナンバーが流れ、どこか懐かしい本作の世界観が明らかになった。1980年代の洋楽にハマったことのある人ならば本編はもちろん、予告編だけでも楽しめることは間違いなしだ。


 原作となっている同名ミュージカルは、1980年代のロサンゼルスを舞台に、ロックシンガーを夢見る青年ドリューと女優を志す少女シェリーの恋を、当時のヒットナンバー満載で描いた作品。2006年にロサンゼルスで上演された後、2009年にはブロードウェイデビュー、さらに今年10月には西川貴教主演で日本初演を迎えている。

 待望の映画版となった今回の作品は、トム・クルーズほか、ラッセル・ブランド、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、アレック・ボールドウィンなどそうそうたる面々が出演。今回の予告編は、1980年代当時の音楽が流れているというだけでなく、どこか懐かしい雰囲気に満ちた仕上がりとなっており、それだけでも、エイティーズ・ロックのファン、そしてミュージカルファンの心にぐっと訴えかけるものがある。わずかではあるものの、ロック・スターにふんしたトム・クルーズの姿も映っており、期待は高まるばかりだ。

 監督は、ミュージカル映画『ヘアスプレー』のアダム・シャンクマン。同作では振付も担当するなどした見事な手腕は本作でもしっかり発揮されていることが今回の予告編からだけでもうかがえる。最近のハリウッドでは、ミュージカルを原作にした『マンマ・ミーア!』が大ヒットを記録したことも記憶に新しく、本作がそれに続く作品になる可能性は高そうだ。

 劇中で使用されている楽曲はジャーニー、REOスピードワゴン、スターシップ、そしてトゥイステッド・シスターなど、リアルタイムで1980年代を体験した人はもちろんのこと、そうでない人も一度は耳にしたことがあるものばかり。観ている間も思わず劇中音楽のリズムに乗ってしまうかも!? ミュージカル映画の歴史に新たに刻まれるであろう作品だ。


『ロック・オブ・エイジズ(原題) 』海外予告編


Who killed Cock Robin?