ジブリ新作アニメがニコ動で生放送もユーザーは「えええええええええ」と非難ごうごう!原案は鈴木Pで『もののけ姫』の戦闘シーンも手がけたアニメーターの期待作なのに…
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
>12日、動画配信サービス、ニコニコ動画の運営開始5周年を記念し、六本木のニコファーレで行われた公式生放送「『原点回帰』ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(仮)」にて、スタジオジブリで修行中のドワンゴ会長・川上量生氏がジブリからプレゼントされた数十秒のアニメーション「キュッキュの大冒険」が上映された。
このアニメは、株式会社ドワンゴ代表取締役会長の川上量生氏が、昨年末よりスタジオジブリでプロデューサー見習いとして働いている関係で制作されたもの。5周年を記念し、新サービス発表会中に初公開後された。川上氏によると、日々無給で働く同氏に、ジブリから「給料の代わり」としてプレゼントされたものだという。
動画に登場する主人公キュッキュのモデルは、川上氏の師匠、鈴木敏夫プロデューサーが描いた川上氏の似顔絵が基。キャラクター名は、川上氏が自分の顔をキュッキュとぬぐうクセがあることから付けられたという。それを『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』などにかかわり、『もののけ姫』の戦闘シーンなども手掛けたという、アニメーター大塚伸治が作画を担当しアニメ化した。
鈴木プロデューサーと、数々の名作アニメにかかわってきたトップアニメーターによる新作というだけあって、観客、視聴ユーザー双方の期待は頂点に。上映が始まると、まずは、おなじみ青い背景のオープニング画面が映り、そこにニコ動画マスコット仕様のトトロとミニトトロが。そのかわいさに会場から歓声が上がると、その後、画面上に主人公「キュッキュ」が登場、キュッキュと顔を拭きながら、メロディーを奏でる鍵盤状の地面を歩くアニメーションが展開し、動画はそのまま数十秒で終了した。
そのあまりの上映時間の短さには、ユーザー、会場双方から、「えええええええええ」の声も。この日、発表会に登壇したひろゆき氏が、笑いながら「『もののけ姫』の戦闘シーンは今どこにあったの!?」と突っ込むと、川上氏は汗をかきつつ「コピーライトはスタジオジブリですから、本物のジブリ最新アニメです!」とコメントしていた。
「スタジオジブリの新作」アニメという期待があっただけに、その短さにちょっと期待外れ!? の声もあった「キュッキュの大冒険」。だが、かわいらしいオープニング画面と、トップアニメーターによる、味わい深い、遊び心にあふれた作風に、「もう一度」のコメントもあり、会場で再び上映。ニコ動らしいともいえる、肩の力の抜けたアニメを会場一体となって楽しんでいた。このアニメーションは、今後ニコニコ動画で公開されるかもしれないということだ。