シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>ジャパニーズホラーの名作『リング』シリーズの最恐キャラクター・貞子を3D映画化する『貞子3D』(来年5月公開)で、石原さとみがホラー映画初主演を果たすことが17日、明らかになった。「日本のホラーは世界的にも人気ですし、この作品に携われることをうれしく思います」と出演の喜びを語った石原は、本作でよみがえる貞子のキーパーソンで高校教師の鮎川茜を熱演。貞子と壮絶な戦いを繰り広げる。共演は、映画『ランウェイ☆ビート』『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』などで人気急上昇中の瀬戸康史。

石原さとみが出演する映画『月光ノ仮面』写真ギャラリー

 長い黒髪に白い衣装で観る者を恐怖のどん底に突き落とすホラー界の名物キャラクター貞子が、3Dとなって飛び出しまくる『貞子3D』。「リング」の原作者・鈴木光司がオリジナルストーリーを手掛け、動画サイトに投稿された自殺の生中継映像から死の連鎖が起きてしまうという、ミステリアスな恐怖に迫った新作だ。メガホンを取るのは、映画『ハンサム★スーツ』の英勉(はなぶさつとむ)。石原は、自殺映像がうわさの的となっていた女子高の教師・鮎川茜役。教え子が不可解な死を遂げ、同時に各地で不審死が相次ぐのだが、共通していたのはある動画を観た直後に死亡したこと……。謎めく事件に巻き込まれる茜の恋人に瀬戸康史がふんしている。

 撮影現場では「英監督はじめスタッフさんが真剣に怖さを追求」していたと明かす石原。本作のオファーを受けたときは「以前観た『リング』などの怖さを思い出しました」と述懐したが、「特殊撮影やCGもすごいので、どんな出来上がりになるかとても楽しみ」と3Dならではの効果に期待を寄せた。一方の瀬戸も、貞子の名シーンを引き合いに出し「テレビの中から出てくるだけでも怖いのに、スクリーンから飛び出すなんてどんだけ迫力があって怖いんだろう」と石原同様に映画の完成を楽しみにしている様子。自身の役柄については「一見草食系男子っぽいところはあるんですが、茜にかける言葉一つ一つが真っ直ぐで、力強い。ただ優しいだけの男ではなく、頼りがいのある男になってると思います」と自信をのぞかせた。

 「出ます、出します、震えます。『アバター』も引っ込むぐらい飛び出します」とユーモアに本作を表現したのは英監督。原作者の鈴木も「撮影現場の雰囲気を見て、観客の予想を壊す本格的で面白い映画になると確信しています」と太鼓判を押した。テレビドラマ化や日本だけでなくハリウッドでも映画化された人気シリーズゆえ、3D版貞子が登場する本作に注目しているファンも多いはず。「怖さの中に美しさもある、新しい感覚の映画になると思います」と石原は本作の見どころをアピールしたが、果たしてどのような仕上がりになっているのか? そして、再びホラーブームを巻き起こすのか? 来年5月にすべて明らかになる。(編集部・小松芙未)

映画『貞子3D』は2012年5月12日より全国公開

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