オリコン より(以下一部抜粋)
>人気マンガの実写映画『るろうに剣心』(大友啓史監督、2012年8月25日公開)に主演する佐藤健扮する緋村剣心、武井咲扮する神谷薫に続き、江口洋介扮する斉藤一、香川照之扮する武田観柳のビジュアルが公開された。同作のシナリオには複数の山場があるとされ、その一つが、新政府転覆を企てる悪の親玉・観柳との対決。剣心達を皆殺しにしようと、観柳が回転式機関砲(ガトリングガン)の銃撃を浴びせるシーンで、斎藤の必殺技“牙突”も繰り出される。
佐藤健の剣心だ-特報映像公開
斉藤は幕末時代からの剣心の宿敵として登場するキャラクター。旧幕府軍・新選組屈指の剣腕の持ち主で三番隊組長を務め、幕末の動乱を生き抜いた。維新後は明治政府の警官となり、表向きは警部補ながら裏では警視庁の密偵として暗躍する。
同シーンの撮影は10月初旬に、京都・太秦の東映京都撮影所に観柳邸のセットを組んで行われた。跳躍しながら下から刀を突き上げ、シャンデリアを落とすシーンの撮影後、江口は「原作の中でも人気の斉藤一の大技ということで、この映画の一つのハードルだったんじゃないかな。(大友監督の演出を信じて)僕は迷いなくやっていました」とキッパリ。
これまで数多くのドラマ・映画に参加している江口だが、長回しを多用する演出で知られる大友監督の現場は初参加。「毎日、発見があって、どんどん演技が膨らんでいっている」と手応えを感じながら、「あれ? なんだこの自由な感じは?と、いままでにない一瞬を味わえて、鳥肌が立ちました」と興奮気味に話した。そのような経験をしているのなら、いい芝居ができている証拠と言えそうだ。
二回り近く年が離れている佐藤との共演について江口は「年の差は意識せずにやっています。同じ役者同士、お互いに良い刺激を与え合えれば。ただ、自分が今の健くんと同じ年の頃は、彼ほどの芝居はできてなかったと思うから(笑)、そういう意味では健くんら若い俳優たちと共演できて楽しいし、刺激になっています」と話していた。