シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


> レオナルド・ディカプリオがシリアル・キラー役に挑戦すると報じられて話題になっていたノンフィクション「悪魔と博覧会」の映画化権を米ワーナー・ブラザーズが獲得したとDeadline.comが報じている。原作本の邦訳は2006年に文藝春秋より出版されている。

ディカプリオ、悲願のオスカー受賞なるか?映画『J・エドガー』場面写真

 「悪魔と博覧会」は、万国博覧会開催で盛り上がる1983年のシカゴを舞台に、経営していたホテルで次々と宿泊客の命を奪った連続殺人鬼ドクター・H・H・ホームズの実像に迫った作品。昨年11月にディカプリオが映画化に乗り出したと報じられて以来、音さたがなかったものの、ここへ来て、製作が本格化しそうな様子だ。予定では、ディカプリオがホームズ役を務めるとされている。

 Deadline.comによると、米ワーナー・ブラザーズは脚本家としてグラハム・ムーアを起用。グラハムは先日米ワーナーが映画化権を獲得した、まだ製作されていない映画を対象にしたランキング「ザ・ブラックリスト」1位の『ジ・イミテーション・ゲーム(原題) / The Imitation Game』の脚本家としても知られている。

 現在、ディカプリオはバズ・ラーマン監督の映画『ザ・グレート・ギャッツビー(原題)/ The Great Gatsby』の撮影中であり、その後は、クエンティン・タランティーノ監督の映画『ジャンゴ・アンチェインド(原題)/Django Unchained』の撮影も控えている。この両作は2012年末の公開を予定しており、順当に行けば、「悪魔と博覧会」の映画化作品はその後に続く作品となりそう。今年のアカデミー賞で有力に挙がっている『J・エドガー』をはじめ、徐々に演技派俳優としての地位を固めてきているディカプリオ。今後の活躍がますます期待できそうだ。