cinemacafe.net より(以下一部抜粋)
>『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞し、その名を知らしめた鬼才、ラース・フォン・トリアー監督の最新作であり、先日第24回ヨーロッパ映画賞にて最優秀作品賞を受賞した衝撃作『メランコリア』。本作のポスタービジュアルがこのほど解禁となった。
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物語は、豪華な邸宅で結婚パーティを行うジャスティンと、彼女を見守る姉のクレアの美しき姉妹の2つの視点から描かれる。みんなに祝福され、人生最高の一日となるはずのジャスティンだが、彼女はある種の空しさに駆られていた。やがて、彼らの住む地球に向かって巨大な惑星・メランコリアが近づいていることが発覚。姉・クレアや夫のジョンが焦燥や絶望に駆られる一方で、ジャスティンはなぜか、心が軽くなっていく感覚を覚えていく――。
メランコリアの接近、それは“世界の終わり”を意味している。世界の終わりという危機に直面したとき、ジャスティンは何を感じ、クレアは何に葛藤するのか。今回公開されたポスターには、一点を見上げるジャスティン(キルスティン・ダンスト)、クレア(シャルロット・ゲンズブール)、そしてクレアの夫で資産家のジョン(キーファー・サザーランド)の表情が描かれており、中央には青白い光を放ちながら地球に近づいていくメランコリアの姿が…。美しくも不穏な予兆を感じさせる一枚となっている。
心のバランスを少しずつ崩していく主人公・ジャスティン役には『マリー・アントワネット』のキルスティン・ダンストが扮しており、本作で見事本年度カンヌ国際映画祭で主演女優賞に輝いた。その姉・クレアには『アンチクライスト』に続くトリアー監督作への出演となるシャルロット・ゲンズブール、そしてクレアの夫・ジョンには「24 TWENTY FOUR」でおなじみのキーファー・サザーランドが扮しており、それぞれが怖ろしすぎる危機を前にした心の葛藤を演じ、見事な融和を成している。いわゆる“終末”映画はこれまでも数多くの監督の手で作られてきたが、本作で描かれる美しくも怖ろしい、壮大な世界観はそれとは異なる“衝撃”をもたらす。果たして彼女たちが視線に映るものとは…?
『メランコリア』は2012年2月17日(金)よりTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。