シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
>ハリウッド実写版『AKIRA』の製作がまたも中断された。これまでに何度も中断と再開を繰り返してきた同作だが、スタジオは予算面などで難色を示しており、それが改善されない限り、このまま企画自体が頓挫する可能性もあるという。
ジャウマ・コレット=セラ監督の映画『アンノウン』場面写真
先日、米ワーナー・ブラザーズから製作にゴーサインが出た本作。だが、ハリウッド・リポーターによると、米ワーナーはバンクーバーにあった製作オフィスを閉鎖。予算が想定よりも大きかったというほか、キャスティングや脚本がなかなか決定しないということが理由であり、結果的には、それらが解決するまで製作は棚上げとなる。
プロデューサーは今月末までに脚本を再び練り直し、上記の問題解決に務めるというが、もしも解決に至らなかった場合はこのまま製作が中止される可能性もあると関係者は明かしており、予断を許さない状況だ。この件について、米ワーナーはコメントを拒否している。
大友克洋の同名マンガ・アニメ映画を原作にした同作は、紆余(うよ)曲折を経て、映画『エスター』のジャウマ・コレット=セラ監督、『トロン:レガシー』のギャレット・ヘドランド主演で製作されることが正式に決定。その矢先のニュースだけに、失望も大きそうだ。
製作の可否がいつごろ出るのかは不明だが、脚本のリライトには2週間ほどかかるということで、早くとも今月末。まだ本格的な製作に入っていないにもかかわらず、ファンをここまでハラハラドキドキさせる作品も珍しい。