シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>俳優・藤原竜也が、タッグを熱望していた豊田利晃監督の新作映画『I’M FLASH!』で主演を務めることが10日、明らかになった。松田龍平と初共演を果たした本作は、撮影スケジュールや環境が厳しいものだったといい、スタッフ&キャスト共に不眠不休で走り抜けたと藤原は語っている。

 2002年公開の映画『青い春』がスマッシュヒットを記録し、以降『ナイン・ソウルズ』『空中庭園』と話題作を発表し続けてきた鬼才・豊田利晃が、オリジナル脚本&監督を手掛けた新作『I’M FLASH!』。藤原は以前より豊田監督作品のファンだったといい、タッグを切望して6年、本作で思いが実り出演が実現した。

 東日本大震災後に藤原と一緒に酒を交わした際、「とにかく年内に一本、一緒に映画を作ろうと約束した」と明かす豊田監督の新作で藤原が演じるのは、新興宗教団体の三代目教祖でカリスマのルイ。マスコミからも注目される存在で、交通事故をきっかけに松田演じるヤクザ崩れのボディーガードらと南海の孤島に身を隠すことになる。そこでの決断が教団の陰謀を明かすこととなり、ルイに魔の手が忍び寄る……。

 藤原は「豊田組常連であり同世代の俳優として是非共演をしてみたかった松田龍平くんと対峙出来る喜びを噛みしめながら全身全霊で挑みました」と撮影を振り返る。一方の松田は「アクションシーンも見応えのあるものになっていると思います」と作品をアピール。そんな松田と8年ぶりに仕事をした豊田監督は「映画に向かう姿勢が以前よりもストイックになってきた」と成長を明かした。

 そのほかにも、板尾創路や大楠道代、中村達也ら豊田組おなじみの顔ぶれや、永山絢斗、北村有起哉ら個性豊かな面々がそろった本作。撮影は全編沖縄で行われた。藤原が熱望していた豊田監督とのタッグから生まれる新世界に期待したい。(編集部・小松芙未)

映画『I’M FLASH!』は9月公開予定


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