シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
>ドイツ文化センターにて、1月19日から同21日までの3日間、「ドイツ映画特集」上映が行われる。2011年に製作され、ドイツ国内外で話題になった作品ばかりを集めており、現在のドイツ映画を知るには絶好の機会となっている。
ドイツ映画界の巨匠ヴィム・ヴェンダース監督の新作!映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』場面写真
昨年10月には『ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』が日本公開され、2012年にもヴィム・ヴェンダース監督の新作『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』の公開が決定しているなど、日本にもなじみ深いドイツ映画。本特集では2011年のドイツ映画大賞受賞作品を含む4作品を一挙上映する。
そのラインナップもドイツ国内で観客動員140万人を記録した『アルマニヤ ドイツへようこそ』といったコメディーがあれば、余命数か月を宣告された男を描いた『どうする、人生の真っただ中』、ドイツからの亡命者の受け入れ先となっていたモスクワに実在したホテルをテーマにした『ホテル・ルックス』があるなど、多種多様。誰でも一本はお気に入りの作品が見つけられるはずだ。
ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として一大ブームを巻き起こしたヴィム・ヴェンダースやヴェルナー・ヘルツォークといった映画監督の作品、さらにはドイツ出身でありながらハリウッドで大作映画で活躍するローランド・エメリッヒ監督の作品など、一口にドイツ映画といってもさまざまな顔がある。その点、本特集ではドイツ映画の現在に注目している。
ドイツ映画のファンはもちろん、これまであまり縁がなかったという人の楽しめることは間違いなし。オープニング上映に併せて、『ホテル・ルックス』のレアンダー・ハウスマン監督の来日も決定しており、2012年はドイツ映画が熱い……のかもしれない?(編集部・福田麗)
「ドイツ映画特集」は1月19日~21日にドイツ文化会館・ホールにて開催