シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
> 映画『スパイダーマン』シリーズや『127時間』などで注目を集めた人気俳優ジェームズ・フランコが、新作映画『メイプルソープ(原題) / Mapplethorpe』で、世間で論議を呼んだ写真家ロバート・メイプルソープを演じることがCinemablend.comによって明らかになった。
ジェームズ・フランコ主演映画『127時間』場面写真
これは、トライベッカ・オール・アクセス・プログラムの支援のもと製作される予定の映画で、監督はこれまで映画『DIG』などのドキュメンタリー作品を手掛けてきたオンディ・ティモナーがメガホンを取ることになっている。
写真家ロバート・メイプルソープは、セルフポートレイトのモノクロ写真などで名をはせたが、ボンテージなどの官能的な作品が公費で購入される芸術作品に相応しいか論議を呼んだことがあった。さらに1992年には、ニューヨークのホイットニー美術館の回顧展に出展されたカタログ写真集を日本に輸入した際に、成田の税関で輸入禁制品に該当するとして通知を受け、後に訴訟問題に発展する“メイプルソープ事件”が起きたことで日本でも知られることになった。
そのほかに彼は、これまで多くのセレブの写真を撮ったことでも有名で、その写真の中にはアンディ・ウォホール、パティ・スミス、リチャード・ギアなどがいて、パティ・スミスとは大学在学中に共に暮らしていたこともあった。ロバート・メイプルソープは、1989年に42歳の若さでエイズで亡くなっている。
これまで、アレン・ギンズバーグやジェームズ・ディーンを演じて来た彼が、ロバート・メイプルソープ役でどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。