「外事警察」、ドラマを見てからの方が絶対楽しめるよ！

「外事警察」ＢＳプレミアムにて再放送中。映画の「外事警察」見ようと思ってる方でドラマ未視聴の方、これは絶対見ておいた方がいい！　折角のチャンスを逃すなかれ！

映画の「外事警察」を見ると、住本（主役）が帰って来たのがスクリーンでよかった！　としみじみ思います。だって、黒スーツで鞄持って歩いてるだけで超絵になるんだもん、渡部篤郎さん（住本）！　いや、かっこいいわ～。惚れ惚れしちゃいました♪

まあ、あれですよ、あんな○○野郎の住本の存在を容認できちゃうというのも渡部さんあってのことですよね～。確実にあの外見にだまされます。ああ、でもその内彼にだまされるのが快感になるのっ！　彼って必殺のダメンズウォーカーメイカーかもっっ！

ＴＶシリーズで住本にダマされる喜びを覚えてしまった方なら映画は確実にハマります。「外事警察」のサブタイトル、本当は「その男にだまされろ」が正しいですよね。アタシなんかもはやダマされるたびに身悶えして喜んじゃってます。

しかし映画の「外事警察」を支えているのは奥田果織役の真木よう子さん。むすっとした表情さえも美しい本物の美女。映画の「鈍獣」で彼女の演技力に舌を巻いたものですが、今回はさらに凄くて目を瞠りました。「体当たり」なんて言葉が児戯に等しく思える程の最高の演技を見せてくれてます。

「外事警察」で忘れちゃいけないのが「音」の良さ！　音楽と効果音の使い方が邦画の中では群を抜いて上手いと思う。基本はドラマと同じなんだけど、邦画にありがちな過剰なやりすぎ感がないのがgood!　全体的に抑制がきいているからここぞという時に使われた時の感動が大きくなるのよ。

そういえば「外事警察」のヒロインは尾野真千子さんなのでした。一見地味な彼女ですが、彼女だからこそ何考えてるのか分からない住本とエキセントリックな果織の真ん中にあってバランスをとっていられるんでしょうな。それにしてもどうして一発変換できない名前のキャストばかりなんだ。誰の趣味だ。

「外事警察」、ストーリーについてはこないだ見た「裏切りのサーカス」にちょっとだけ通じるものがあるかな？　いえっ、決して田中泯とジョン・ハートが似て見えたからじゃありませんっっ！　渡部篤郎とコリン・ファースも似てませんっっっ！！！