「屋敷女」J・モーリー監督×バタリアンズが日仏ホラー映画談議(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120625-00000004-eiga-movi
>6月24日行われた「20thアニバーサリー フランス映画祭」のトークイベント「20thアニバーサリー フランス映画祭」@Apple Store, Ginzaで、ホラー映画「リヴィッド」のジュリアン・モーリー監督が来場し、「バタリアンズ」の山口雄大監督、井口昇監督とともに、ホラー映画の撮影手法や裏話を語った。
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妊婦が狂気と恐怖に襲われるという衝撃的なストーリーで世界を震かんさせた「屋敷女」で長編デビューを飾った、モーリーと共同監督のアレクサンドル・バスティロ。井口は残虐なスプラッターシーンが登場する同作について「ラスト近くに強烈な場面があって目を伏せてしまいました」と告白。山口は作品の印象から、対面する前のモーリーを「冗談が通じないような怖い感じの人なのかと思っていた」と明かす。
それを受けてモーリーは「私もアレクサンドルも、日常生活では感じのいい普通の人間です(笑)」と、今回バスティロの来日はかなわなかったが、ふたりともいたって普通の感覚を持った人間であることを強調し笑わせる。そして、バタリアンズのふたりを「フランスのコアなホラーファンの間で大評判です。フランスではできない自由さ、狂気があって、抑制がまったくないのがいい」と褒め称えた。
新作「リヴィッド」は、古い屋敷に忍び込んだ少女たちが直面する恐怖を幻想的な映像で描く。「楳図かずおの漫画を思わせるような、少女と恐怖をからませているのが良かった」(井口)、「フレンチホラーは映像が美しい」(山口)とそれぞれ感想を述べると、モーリーは「フランスにはファンタジー映画がほとんどないので、妖精物語のようなおとぎ話にしたかった。優雅な作品にしようと努力しました」と説明した。
そのほか、モーリーがイザベル・アジャーニから直接出演オファーを受けたというエピソードや、低予算で製作されるホラー映画の撮影日数の日仏での違いなど、多岐にわたるテーマでトークに花を咲かせた。
アップルストア銀座でのトークイベントは25日まで開催。「リヴィッド」は9月8日公開。