若手実力派&邦画界の重鎮俳優、岡田准一主演「永遠の0」に結集(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120701-00000001-eiga-movi
「V6」の岡田准一が主演する「永遠の0」に、若手実力派俳優と邦画界を代表する重鎮たちが結集していることがわかった。特攻で他界した祖父の足跡をたどるという切り口で太平洋戦争を描く今作で、宮部久蔵(岡田)と戦時中にかかわりをもつ戦友たちを濱田岳、染谷将太、三浦貴大、「KAT-TUN」の上田竜也、新井浩文が演じる。さらに、経験豊富な夏八木勲、橋爪功、田中泯、山本學、平幹二朗、風吹ジュン、吹石一恵の出演も決定。主要キャスト全員の映画出演本数は実に420本以上を誇り、俳優陣がそれぞれの思いを胸に“日本人の魂”に挑む。
山崎貴監督がメガホンをとる今作は、累計100万部を突破する百田尚樹氏の同名小説が原作。司法試験に落ち続け人生の目標を失いかけた青年・佐伯健太郎(三浦春馬)とフリーライターの姉・慶子(吹石)は、太平洋戦争で特攻により戦死した祖父・久蔵について調べ始める。凄腕の技術を持ちながら、異常なまでに死を恐れ生きることに執着した祖父が、なぜ特攻に志願したのか。元戦友たちの証言から浮上したのは、「天才だが臆病者」。ふたりは、60年の長きにわたり封印されてきた驚がくの事実にたどり着く。
岡田とともに髪を丸刈りにし、軍事訓練を受けて撮影に臨むのは濱田、染谷、三浦、上田、新井ら。濱田は宮部のかつての部下で「生きて帰りたい」という真意に気づき敬意を抱く井崎、染谷は教官として筑波海軍航空隊に着任した宮部の言動に心を打たれるが沖縄戦でともに特攻出撃する大石、三浦は宮部の指導のもとで飛行技術を学ぶが出撃はかなわなかった武田を演じる。映画初出演となる上田が扮するのは、部下でありながら生きることに執着する宮部を「臆病者」呼ばわりし、強い不信感を抱く小山役。また新井は、沖縄戦で護衛・戦果確認機として出撃し宮部の最期を知る唯一の人物・景浦という、重要な役どころだ。
個性あふれるベテラン陣もまた、万難を配してそれぞれの役と対峙(たいじ)する。夏八木は、宮部が戦死し未亡人となった松乃(井上真央)と再婚した弁護士の賢一郎を演じる。橋爪は井崎(戦時中は濱田)、田中は景浦(新井)、山本は武田(三浦)として存在感を発揮。平が元ゼロ戦搭乗員で、健太郎と慶子に「宮部は海軍一の臆病者だった」と証言する長谷川役を担う。健太郎と慶子の母で、実母・松乃と養父・賢一郎に育てられた清子役を風吹が務める。
また、撮影で岡田らが登場するゼロ戦は、実際に使用されていた実物をモデルにした、全長9.6メートル、幅12メートルの1/1サイズ。約20人が1カ月半の期間をかけて制作中だという。6月14日にクランクインし、7月以降は奄美大島、千葉、茨城、栃木などで大規模なロケを敢行。近年の映画撮影としては異例ともいえる、3カ月にわたっての撮影を行う。
「永遠の0」は、2013年公開。