エリザベス・バンクス、『崖っぷちの男』出演の決め手は「キャスティングに魅かれた」(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000014-mvwalk-movi


サム・ワーシントンが、高層ビルから飛び降りようとしている主人公を演じる『崖っぷちの男』(7月7日公開)。本作で女性交渉人リディアを演じるエリザベス・バンクスのインタビュー映像が公開された。トビー・マグワイア主演『スパイダーマン』シリーズに登場する秘書ミス・ブライド役に抜擢され、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(03)、『スリーデイズ』(11)などの話題作に出演しているエリザベス・バンクス。全米4週連続No.1ヒットを記録した『ハンガー・ゲーム』(9月28日公開)にもエフィー・トリンケット役で出演し、女優としてのキャリアを順調に築いている。

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本作における彼女の役どころは、私生活での順風満帆な女とは打って変わって、心に傷を負ったNY市警きっての女性交渉人リディアだ。リディアの心境を「以前、同僚の警官の飛び降り自殺を説得できなかったの。どん底の状態だったの」と明かす。そんな深い傷を負った彼女を、突如現れた崖っぷちの男・ニックが指名する。「ニューヨーク市警の人は、ジャンパーは大抵飛び降りるものだって言ってたわ。だから、この男は普通のジャンパーとは違って、本気で飛び降りる気はないらしい。注目を浴びたいだけ? 何を企んでるの? いろんな疑問が出るわ」と、本作のストーリーで注目すべきポイントを語る。さらに、飛び降りそうにないニックを窓の外から引き戻す方法を「まずはニックについて探ることね」と言い、「交渉する時間も救助を待つ時間もある。本気で飛び降りるつもりなら、もう飛び降りているはず」と、冷静に分析をしている彼女の知的な表情から、まさに本作の交渉人として打ってつけの配役だったことが伝わる。

ニックを演じたサム・ワーシントンは、『アバター』(09)以降、話題作に出演し続け、2012年の日本公開作品が5本と売れっ子のハリウッドスター。本作では、目もくらむほどの高所でアクションを演じきったサムだが、エリザベスは「勇気のある人よ。ほんとは高い所が怖いのに、あの場所で演技したんだもの。初日は窓の外に出て、かなり緊張していた」と、実はサムは高所恐怖症だったことを証言している。彼女自身、ニックを説得するために窓の外に出て撮影するシーンがあり、「アドレナリンが出てきて、すごく楽しかったわ」と、サムとは違い、子供のように無邪気に振り返った。

本作は、パニックとなった群衆が路上で見守る中、高層ホテルから飛び降りようとする男が、起死回生のショータイムを繰り広げる。本作の出演を決めた理由の一つとして、エリザベスは「キャスティングにも魅かれた」という。サム・ワーシントンのほか、アカデミー賞ノミネート4回を数える名優エド・ハリス、『リトル・ダンサー』(01)のジェイミー・ベル、『リアル・スティール』(11)のアンソニー・マッキー、『プライベート・ライアン』(98)のエド・バーンズと、一癖ある性格俳優たちが緊張感あふれるドラマに厚みを加えている。彼らが“崖っぷちの男”とどう絡んでくるのか。目が離せないストーリー展開に期待したい。