『ムカデ人間』を創った男トム・シックス、狂気の続編語る!3作目では500人がつながる!?(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120714-00000015-flix-movi
人間の肛門と口をつなげるという、衝撃のアイデアが各国のホラー映画ファンの喝采(かっさい)を集め、日本でも異例のヒットとなった映画『ムカデ人間』のトム・シックス監督が、あまりの不道徳さから、各国で物議を醸した続編『ムカデ人間2』について語った。
映画『ムカデ人間2』写真ギャラリー
前作がかわいく見えるほどの過激な内容に、日本での上映禁止も危ぶまれた本作。まさに手加減ナシの内容に、全く躊躇(ちゅうちょ)はなかったというシックス監督は「俺は自分自身でセーブしたり、ビビったりすることは絶対ない。過激で政治的に不適切な映画製作に生命を懸けているからね。ロマンチック・コメディーなんて作るもんか!」と豪語する。
そんな本作を象徴する存在が、自分だけのムカデ人間創造にとりつかれる主人公マーティンにふんしたローレンス・R・ハーヴィーだ。前作でムカデ人間を誕生させたハイター博士とは正反対の「背が高くなくて、痩せてもいなくて、ハンサムでもないヤツ」を探していたというシックス監督は、「彼が入ってきた瞬間に俺はブッ飛んだよ。ムカデ人間をレイプするシーンを演じてくれと言ったら、彼は椅子を手に取り、その椅子と激しいメイクラブをしたんだ。こいつだと思ったね」とオーディションを振り返る。
シックス監督の期待に見事に応えたローレンスは、ホラー映画史に残ると言っても過言ではない演技を披露。ひたすら不快で不気味な存在感を発揮する一方、監督が「精神的に障害を持ち、独自のムカデ人間を作る男の頭の中に潜り込んでみたかったんだ」と語る通り、次第に感情移入してしまうようなキャラクターを作り上げている。
またシックス監督は、日本のホラー映画が好きだといい「勇気があって風変わりで、下品で、サディスティックで物議を醸す。あらゆる要素を敬愛しているし、自分の映画にも取り込んでいるよ」と絶賛。製作中の3作目では、ハイター博士とマーティンが共演するといわれているが、「ああ、それは本当だよ。そして俺自身も登場する」と語ると、「それに『ムカデ人間3』では、500人がつながるんだ。ロックンロール!」と衝撃の答え。シックス監督がつなげ続ける狂気のシリーズ最新作に期待しながら、まずは希望も道徳もなく、笑ってしまうほど徹底した地獄絵図が描かれる本作を、ぜひ楽しんでほしい。(編集部・入倉功一)
映画『ムカデ人間2』は新宿武蔵野館でレイト公開ほか全国順次公開