世界のキタノ『アウトレイジ』続編で4年ぶりベネチア招致(オリコン) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120725-00000349-oric-movi



 北野武監督の最新作『アウトレイジ ビヨンド』が、イタリアで8月29日(現地時間)より開催される世界三大映画祭の一つ「第69回ベネチア国際映画祭」への正式招致が決定した。同映画祭では“世界のキタノ”としてその名を世界に知られることとなった『HANA-BI』(1997年)が最高賞(金獅子賞)を受賞し、2003年には『座頭市』で監督賞(銀獅子賞)を受賞。2008年の『アキレスと亀』では無冠に終わっているだけに、今回の受賞の行方が世界各国から注目を集めそうだ。

【表】北野武、海外映画祭での受賞歴一覧

 前作『アウトレイジ』は2010年に「第63回カンヌ映画祭」のコンペティション部門で上映され、2作品連続で世界三大映画祭に参加するという快挙。今回も北野監督は映画祭公式上映に参加することを決め、レッドカーペットを歩く。

 現地入りを前に北野監督は、「『アウトレイジ ビヨンド』をどう観てくれるのか、前作『アウトレイジ』のカンヌ映画祭上映以上に、その反応が楽しみです」と映画祭を心待ちにしている様子。森昌行プロデューサーも「これで作品のクオリティは保証されました」と胸をなでおろし、「あとは観客の皆さんがどう楽しんでくれるか」と期待を込めた。

 同作は10月6日より全国公開。熾烈な下克上、抗争劇から5年が経ち、死んでいたはずの男・大友(ビートたけし)が生きていた…。前作に登場した関東最大の暴力団組織を軸に、さらに関西系ヤクザをも巻き込んだアウトレイジ(極悪非道)な巨大抗争の新たな幕開けとなる。