心霊スポットに突撃した「新耳袋」Gメン、こっちは本物のこうもりに襲われた!と『ダークナイト』に対抗!?(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120730-00000001-flix-movi


>28日、東京・シアターN渋谷で、心霊スポットへ潜入したスタッフが身を持って体験した恐怖をカメラに収めた映画『怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<東海道編>』の初日舞台あいさつが行われ、「新耳袋殴り込み」著者のギンティ小林、映画専門雑誌「映画秘宝」編集部・田野辺尚人、市川力夫、また青木勝紀監督、プロデューサーの山口幸彦、後藤剛ら「殴り込みGメン」が登壇した。

映画『怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<東海道編>』場面写真

 自ら心霊スポットに殴り込み、心霊現象を体験してきたメンバーの登壇とあって、夏にぴったりの恐怖秘話が披露されるかと思われたこの日。折しも新「バットマン」シリーズ完結編『ダークナイト ライジング』の公開日とあって、「Gメン」たちもそれを意識。田野辺はバットマンの敵役ジョーカーを模した紫色のスーツ姿で登場した。

 「こっちのジョーカーは、いいジョーカーです」と観客を安心させた(!?)小林は「(上映が)終わった後、皆さんの身の安全を保障するために、お塩を配ります」と本作の恐怖が「本物」であることを強調。「『ダークナイト』とは予算がぜんぜん違いますけど、こっちが(恐怖のあまり流す)涙は本物ですからね」と対抗心むき出しのトークを展開すると、山口が「こっちは本物のこうもりに襲われていますから!」と「バットマン」との共通点をアピールするなど、軽妙なトークを展開し観客を爆笑させる。

 一方で小林は、各地の心霊スポットに「殴り込み」をかける理由について、「僕らは(怪談を)口で伝えられないかわりに、自分たちがなんとか怪談の登場人物になろうとして行くんです」と真面目にコメント。しかし、すかさず山口が「でも、やっぱりなれないんだよね」と語りオチをつけるなど、Gメンたちは終始集まった観客の笑いを誘っていた。

 映画『怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<東海道編>』は、実録怪談集「新耳袋」が原作のテレビシリーズから派生した、実録ホラーの劇場版第2弾。今回は「映画秘宝」編集部スタッフたちや人気バンド「神聖かまってちゃん」のメンバーらを巻き込み、東海道の心霊スポットに突撃。身を持って体験した怪奇現象を、果敢にもカメラに収めた男たちの姿が描かれる。(取材・文:尾針菜穂子)

映画『怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<東海道編>』はシアターN渋谷にて公開中