さて「遊コン」、いい男が一人も出てこないというのが残念なところではございます。いい男率で言ったら抜群に高いのが「プリースト」。ええ、私にとってはポール・ベタニーはいい男ですとも! 


もちろん「プロメテウス」だっていい男率は高いのでございます。まずスコット作品では「普通」のレベルが違いますからね。黙ってそこにいるだけで絵になる人達が「普通」のレベル。人だけにとどまらないけど。


「プロメテウス」ではマイケル・ファスベンダーがとにかく美しかった!彼はこれまではどこか精神的に壊れかけてるような危うさが魅力だったのだけど、本作では設定上精神的に壊れようがない。だから役の本人は限りなく平静で安定しているのに、観客にはその落ち着きが壊れて見えるという絶妙な演技。


しかしそのマイケルの落ち着き払った異常性を遙かに凌駕してノオミ・ラパスがぶっとんでました。さ、さすが元祖ドラゴン・タトゥーの女、「ミレニアム」のリスベットだわ。自らが受けた陵辱をそのままはね返す鋼の女。その強靱ぷりにはさすがのシャーリーズ・セロンもかなわなかった!