暴言上等! 『ディクテーター』独裁者の会見動画が公開(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120809-00000001-piaeiga-movi
『ボラット』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエンの主演最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』の特別動画がこのほど公開され、ジャーナリストを前にトンデモ演説を行う独裁者アラジーン将軍の模様が紹介されている。
特別動画
カザフスタンのジャーナリスト、ゲイのファッション評論家など様々なキャラクターに扮し、世間を騒がせてきたコーエンが本作で演じるのは独裁者アラジーン将軍。映画は、彼がニューヨークを訪れるも、米国政府の陰謀により身元不明の状態にされたまま街に放り出され、行く先々で騒動を起こす様を描いている。
本作でコーエンが演じるアラジーン将軍は、ワディア共和国という国の独裁者。民を苦しめることをこよなく愛し、処刑宣告を乱発、そして金にも女にも汚い将軍様だ。このほど公開された特別動画はそんな将軍がジャーナリストの質問に答える様子を捉えたもの。「西側諸国に死を!」と高らかに宣言するアラジーン将軍は、「たかが金銭の横領、国民の抑圧、ちょっと虐殺をしただけなのに」と会見の冒頭から被害者モード。しかし、記者から独裁体制が打倒される可能性をたずねられると、なぜか「国民は私を愛している。無言の証言がある」と自信満々。動画はアラジーン将軍の暴走ぶりをあますところなく捉えている。
コーエンはこれまでも過激な笑いをふんだんに盛り込んだ作品を製作し、観客を笑わせながら同時に、人々が目を背けている現実の問題や、差別意識、欺瞞などを暴いてきた。新作『ディクテーター』もこれまでのコーエン主演作同様、過激な笑いで観客をわかせながら、単なるコメディ映画ではない仕上がりになっているのではないだろうか。
『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』
9月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次公開