世界で“最もホットな男”トム・ヒドルストンが語る ヒーローを相手取る悪役の居心地(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120817-00000004-cine-movi


史上最強を誇る正義のヒーローたちの前に立ちはだかる、史上最強の“悪”――。地球を乗っ取るべく、内から沸き起こる復讐心を邪悪なパワーに変えて現る男、ロキ。『マイティ・ソー』からさらにパワーアップして、『アベンジャーズ』で“陰”の魅力を遺憾なく発揮する彼こそ、いま世界で最も“ホットな男”として女性たちの視線を釘づけにしているトム・ヒドルストンである。そのブレイクのきっかけとなったロキ役について、そして本作を通して得た変化について、語ってくれた。

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ケンブリッジ大学を最優等の学位で卒業後、ケネス・ブラナーやアンソニー・ホプキンスら数々の名優を輩出する王立演劇学校を卒業という、純然たるエリート街道を歩んできたトム。現在31歳、その知的で気品あふれる立ち振る舞いと繊細さを感じさせる表現力で、当初オーディションで臨んでいたソー役ではなく、2作にわたる重要人物であるロキを見事、自分のものにした。そのロキの今回の変化について、彼は「高貴な王子から海賊に翻ったという感じかな」と冷静に俯瞰しながら説明する。

「ロキのモチベーションは完全に間違ってるけど、彼はそれに気づいていない。絶対的権力を手に入れることで自尊心を取り戻そうとする彼は、王として人類を支配するために地球へやって来るんだ」。

前作では兄であるソーと王位をめぐる骨肉の争いに執念を燃やしていたのに対して、本作では大幅にスケールを広げて、ソーを含む“アベンジャーズ”を相手取るロキ。「アクション・シーンは大好きだよ」「ある種“禅”のような心境になれるんだ」と軽やかにアクション好きを明かすトムだが、さすがに並大抵の意気込みでは彼らの敵役をこなせなかっただろう。

「この映画に向けたトレーニングのおかげでかつてないほどに鍛え上げられたよ(笑)。ロキの邪悪さを全身で表現するにもハードな撮影を乗り切るにも相当なスタミナを要するから当然だけどね」。

続けて、アイアンマンにハルク、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウにホークアイら敵陣の能力と長所を完璧に挙げていくトム。そのうえで、「とは言え、ロキは神だからね。ソー以外の所詮人間であるヒーローたちにとっては太刀打ちできない相手なんだ」と言ってのけてしまう姿は、実に涼やか。不敵な企みを感じさせるこの余裕こそがロキに必要不可欠な素質と言えるが、この余裕がいつまで続くのか…? まだトムをよく知らないという方も、陰のプリンスの名にふさわしい彼の魅力を『アベンジャーズ』で感じてみて。

『アベンジャーズ』は全国にて公開中。

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