『マダガスカル3』の音楽を手がけたハンス・ジマー、サーカスシーンの作曲話を明かす(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120817-00000019-mvwalk-movi


8月1日の公開から15日で興行収入11億7000万円、動員100万人を突破し、パラマウント ピクチャーズ ジャパンがドリームワークス アニメーション作品を配給して以来の歴代最大興収を記録した『マダガスカル3』(公開中)。本作には「あいかわらず音楽も最高!」「子供だけでなく、大人を喜ばせるネタ(特に音楽)があるので大満足」など、音楽への評価の声が寄せられている。

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それもそのはず、本作で音楽を手がけたのは、9回のアカデミー賞ノミネートで、同賞及びゴールデングローブ賞も受賞、『ダークナイト ライジング』(公開中)をはじめとする『ダークナイト』シリーズ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『インセプション』(10)、『ダ・ヴィンチ・コード』(06)、『ラスト サムライ』(03)、『パール・ハーバー』(01)、『グラディエーター』(00)、『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』(98)、『レインマン』(89)など、その世界観を壮大なメロディーで彩ってきた映画音楽の巨匠ハンス・ジマーなのだ。まさに「大ヒット映画の影にハンス・ジマーあり」と言っても過言ではない。また『マダガスカル』シリーズ全てで音楽を担当してきた彼だが、見どころのシーンの一つ、サーカスシーンの作曲について、「アレックスらが宿敵デュボア警部から逃げ込むおんぼろサーカスは、最初はぼろぼろのサーカスらしいノスタルジックな雰囲気で曲をつけ、サーカス団が立て直されるシーンから徐々に進化させた曲にした」と明かす。

さらにハンスの音楽だけでなく、シルク・ドゥ・ソレイユにヒントを得た動物たちのパフォーマンスシーンを盛り上げる新世代のポップクイーン、ケイティ・ペリーの楽曲「ファイヤーワーク」(2010年発表のアルバム「Teenage Dream」に収録)も、鑑賞した人から高い評価を得ている。歓喜に満ちたメロディとケイティの力強いボーカルに合わせたシーンでは、楽しそうに跳ねたり、くるくる回ったり、空中を飛んだりしている動物たちが、万華鏡のような映像で映し出され、「まるで遊園地のアトラクションのようだ」とも言われている。子供向けにも見えるアニメ映画だが、決してそれだけではないのだ。映像のクオリティはもちろん、それらを包み込むハンス・ジマーやケイティ・ペリーの音楽がさらに『マダガスカル3』の世界観を大きなものにしているのは間違いない。是非とも音楽も一緒に楽しんでもらいたい。