真実の愛を描く…マドンナ監督最新作『ウォリスとエドワード』ポスターを独占公開!(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120828-00000008-cine-movi


ポップス界の女王・マドンナが長年温め続け、脚本執筆に2年の歳月を費やした映画『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』。初監督作品『ワンダーラスト』から4年、マドンナが満を持して送り出す本作の公開に先駆け、スキャンダラスでロマンチックな物語を予感させるポスター・ビジュアルがシネマカフェ独占で公開!

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1998年、N.Y.に住む女性・ウォリーは子供を欲しがらない夫との関係に悩んでいた。やり場のない気持ちを抱える彼女はある日、“王冠をかけた恋”で知られる英国王・エドワード8世とその妻ウォリス・シンプソンの遺品オークション展覧会を訪れる。そこでウォリーは2人の愛の結晶とも言える数々の芸術品、そして国王の心を掴んだひとりのアメリカ人女性・ウォリスの愛の物語に心惹かれていく――。

英国王室の知られざる物語を描いた本作。1936年、英国王・エドワード8世が自らの王位を棄て、離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリス・シンプソンとの結婚を選択し、国王退位の際には「愛する女性の助けと支え無しには、国王としての義務を果たすことができない」と国民へ声明を発表したのは有名な話。本作では国王に王位を捨てさせた女として世界中から非難を浴びた女性・ウォリスの素顔に迫る。

ウィンザー公爵夫妻にずっと魅了され続けてきたマドンナは、伝記映画ではなく夫妻のロマンスの本質を捉え、20世紀最大のロマンスを彼女自身の解釈で描こうと務めたという。「真実は主観的なものよ。一般に知られているよりもっと多面的にウォリスを描きたいと思った。映画には視点が必要。だからウォーリーという人物を作り上げた」と明かすマドンナ。「ひとりの男がひとりの女のために王位を放棄することを決めた。男は権力を求める生き物なの。だから、なぜこの男は権力から逃げたのか? なぜ放棄したのか? 何が彼をそうさせたのか? それが女性のため、愛のためであるなら、この女性は彼に大きな犠牲を払わせるまでの、何を持っていたのか? この女性のことをもっと知りたいの」と本作のテーマを熱っぽく語る。

今回到着したポスター・ビジュアルには互いの手を取り、ダンスに興じるエドワード8世とウォリスの姿が。その後ろには記者らしき人物たちに囲まれている女性の姿も確認できるが、この女性もまたウォリスなのだろうか? そして「世界を敵に回しても、あなたさえいれば、生きていける――」という言葉。愛に寄り添い強く生き抜いた女性・ウォリス。人を愛することで生じる痛み、葛藤、そして喜び――胸を締め付けられるほどの思いは、国や立場、時代が違っても変わらない。最後まで真実の愛を貫くウォリスの姿が、現代を生きる私たちにも“幸福のヒント”を与えてくれるかもしれない。

『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』は11月3日(土・祝)より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。