ハリウッド映画潰し? 中国で「スパイダーマン」と「ダークナイト」が同日公開(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120830-00000013-eiga-movi


外国映画に対する規制を緩和したはずの中国が、ハリウッド映画潰しを行っていると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

 中国といえば、もともと中国映画の保護を理由に、外国映画の上映制限を設けていた。しかし今年2月、次期最高指導者となる習近平国家副主席が訪米した際に、規制緩和を発表。中国が定める外国映画の年間制限枠とは別に、3D映画やIMAXなど高画質方式の映画作品の参入を年14作品まで認めるとした。

 しかし、中国国内で外国映画の配給を手がける国営企業China Film Groupは、「アメイジング・スパイダーマン」と「ダークナイト ライジング」というアメコミ映画2作品を8月28日に同時公開。アメリカでは同種の映画を同日に公開する前例がないため、ハリウッド映画潰しであると同紙は指摘している。

 7月27日には、CGアニメ作品2本(「ロラックスおじさんの秘密の種」と「アイス・エイジ」シリーズ第4弾「Ice Age: Continental Drift」)を同時公開。また、9月には「ボーン・レガシー」と「トータル・リコール」というアクション映画2作品が同日に封切られる予定だという。規制は緩和されたが、自国映画を保護する戦略とみられている。