ブルース・リー、ジャッキー・チェンの大ヒット映画製作 レイモンド・チョウに「TIFF特別感謝賞」贈呈決定!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000005-flix-movi


第25回東京国際映画祭(TIFF)の10月開催に当たって映画祭事務局は、香港の映画プロデューサーで、ゴールデン・ハーベストの設立者レイモンド・チョウ氏に「TIFF特別感謝賞」を贈呈すると発表した。

 チョウ氏といえば、『ドラゴン危機一発』『片腕ドラゴン』『Mr.BOO!ミスター・ブー』『スパルタンX』など数多くのヒット作を手掛け、ブルース・リー、マイケル・ホイ、ジャッキー・チェンら世界的スターを育て上げた名プロデューサー。ゴールデン・ハーベスト社を香港最大の映画会社に育て上げ、2007年の引退までに800を超える映画をプロデュースした。

 TIFFとのゆかりも深く、第1回においてはヤングシネマ部門国際審査委員に就任。また彼が手掛けた『燃えよドラゴン』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』といった作品も上映されてきた。この度映画祭では、TIFFならびに若い才能の育成発展に尽力したチョウ氏の功績を称え、感謝の意を表すために特別感謝賞の贈呈を決定した。

 贈呈式は10月20日に行われるオープニングセレモニーにおいて挙行予定。同賞を「大きな意義を持つ賞」というチョウ氏は「大変恵まれていることに、わたしには数々の苦楽を共にした日本の友人たちがいます。わたしを信頼してくれ、ブルース・リーやホイ兄弟、ジャッキー・チェンへの情熱を共有し、日本の観客にわたしの作品を観せる機会を作り出してくれたのです。長い年月が経った今も良き友人たちです。すでに引退をしたわたしにとっても、東京国際映画祭は友人たちと集う場であり続けています」と喜びのメッセージを送っている。

 セレモニー後の深夜には、授賞を記念し「TIFF特別感謝賞記念 レイモンド・チョウ・オールナイト」も開催。チョウ氏が手掛けた『キャノンボール』『ポリス・ストーリー/香港国際警察』『霊幻道士』の上映が予定されている。今回のTIFFは、コンペティション国際審査委員長に「B級映画の帝王」ロジャー・コーマンが決定するなど、映画ファンにとって感慨深い人物が集う節目の年らしい催しとなりそうだ。(編集部・入倉功一)

第25回東京国際映画祭は10月20日~28日まで六本木ヒルズほかで開催