エド・ハリスが語る名匠ピーター・ウィアー監督最新作「ウェイバック」(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120904-00000016-eiga-movi
「いまを生きる」「トゥルーマン・ショー」の名匠ピーター・ウィアー監督が、第2次世界大戦下のシベリア収容所から脱走し、1年で6500キロを踏破した実在のポーランド人兵士の姿を描く「ウェイバック 脱出6500km」について、脱走に同行したアメリカ人地下鉄技術者を演じたエド・ハリスが語った。
シベリアからゴビ砂漠を経て、チベット、ヒマラヤを越えインドへと至るという、壮絶な実話を基に描かれる決死の脱出記を描くに当たり、徹底的にリアリズムにこだわるウィアー監督は、ハリス、ジム・スタージェス、コリン・ファレルら出演者にサバイバル術を手ほどきするため、冒険家による冬期キャンプを行ったという。
「テクニカルアドバイザーのシリル・デラフォッス=ギラマンは、シベリアを歩いたことがあるんだ。彼はとても知識が豊富で、撮影の全行程に付き添っていた」とハリスが振り返るギラマンのキャンプで、俳優たちは動物の皮はぎ、罠の仕掛け方、仮設シェルターの設置、火起こしなどを学び、飢えと疲労によってどのように肉体と精神が変化していくかを実感した。
準備期間を経て、実際に行われた究極のサバイバルを演技という形で追体験する。ハリスはその感想を「(映画は)サバイバルを描いている。生きて呼吸することを描いている。息を吸い込み、息を吐く。足を一歩ずつ前に出しながら。彼らにとっては一瞬一瞬の事なんだ。この映画がそれを捉えていることを願っている。それを受け入れ、セットの中でも外でもそれを生きるのは、まさにその瞬間だけに存在するという意味で、面白い経験だった」と表現する。それは、人間の本質を描き続けてきた、ウィアー監督ならではの撮影プロセスともいえるだろう。
その監督とは、「トゥルーマン・ショー」以来の再タッグ。ハリスは、コラボレーションを歓迎する理由を「監督として、俳優として、一緒に仕事をする監督として、彼に大きな信頼を寄せているからだ」と明かす。
「彼は徹底している。衣装、メイク、照明、小道具、セット……すべての部門において、彼は細かいところにこだわる。どうでもいいことには執着しない。リアルに見せること、彼が映画で捉えようとしている世界観を創り出すことにこだわるんだ」
ウィアー監督が製作と脚本も兼任して描く渾身の一作。果たして「ウェイバック 脱出6500km」では、どのような人間の本質が浮かび上がるのだろうか。9月8日から全国で順次公開。
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