ガガのフォロワーは7割が偽物!? フォロワーを金で買う米ツイッター事情とは?(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120905-00000034-flix-movi


ツイッターのフォロワー数が史上最多の2,900万といわれているレディー・ガガだが、本物のフォロワーは29%と3割にも満たないことが明らかになった。The Guardianなど複数媒体が報じている。

 この事実はイギリスのStatusPeople社が開発した、ボットや使われていないユーザーをカウントしない、本当のフォロワー数を算出するツールにより発覚したという。フォロワーを「偽物」「非活動」「本物」という3つに分類する彼らのツールによると、オバマ大統領のツイッターも70%が「偽物」「非活動」のフォロワーだという。

 レディー・ガガが意識的にフォロワー数を増やしているのかは明らかではないが、ソーシャル・メディア・マーケティングの専門家によると、多くのセレブが偽のフォロワーを集めているとのこと。その理由は、「自慢するためです。フォロワー数は自分がいかに人気があるかを示すための大事なツールで、セレブはこれをお金に変えることができます」と専門家はE! Onlineにコメントしている。

 ステルス・マーケティングでセレブが商品を宣伝するときも、フォロワー数が多いほどギャラは高くなる。また、フォロワー数で人気を誇示できれば、商品タイアップなどのオファーも高額になるという。偽フォロワーは、ボットであったり、優秀なプログラマーが作り出した幽霊アカウントらしい。ターゲットにしたい年齢層や購買層を発注すれば、大量のフォロワーをブローカーがあっせんしてくれるという。

 「自己顕示のためにやる人も多いですが、真剣にとらえてもらうためには最低でも2万のフォロワーがいることが必要不可欠だといわれています」とソーシャル・メディアのコンサルタント会社の重役ケイティ・ハウェルはThe Guardianに語っている。ニューヨーク・タイムズ紙は、424ドル15セント(約3万4,000円)で21万以上のフォロワーを購入した男性コメディアンの記事を掲載。彼も「フォロワーの数を見ると、『すごい、こいつ人気があるんだ。ブッキングしよう!』という人たちが出てくるんだ」と語り、一種のマーケティング・ツールとして捉えているようで、まったく悪気はない様子だ。