『プレシャス』のタイラー・ペリー、車を盗まれた車いすの女性に新車をプレゼント(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121008-00000005-flix-movi


地元のニュース番組で、車いすの女性が自宅敷地内から車を盗まれ困っているとの報道を見たタイラー・ペリーが、新車をプレゼントしたという。

タイラー・ペリー製作総指揮 映画『プレシャス』写真ギャラリー

 タイラーは2009年に数多くの賞を獲得した映画『プレシャス』のプロデューサーで、マデアおばさんシリーズなどで黒人層に絶大な人気を誇るマルチタレント。拠点としているジョージア州アトランタには5つの撮影スタジオや屋外セットなどを含むタイラー・ペリー・スタジオも所有している。

 WSBTVのチャンネル2ニュースが放送したところによると、ジョージア州に住むアリシア・デイさんは脳性まひで車いすが必要だが、ホームセンターの「ホーム・デポ」で働くなど活動的な生活を送っていたという。この仕事や病院への送り迎えは母親が行い、車いすごと乗れる特殊なバンを利用していたが、これが盗まれ身動きが取れなくなってしまって困っているというストーリーが地元で報じられたのだ。ニュースが放送された直後にタイラーはテレビ局に連絡を取り、新しいバンをプレゼントしたいことを申し出、デイ家にも電話をしたという。

 タイラーからの電話を受けたアリシアさんは、「彼の声を聞いたとたん、信じられなくて口があんぐりと開いちゃった。昨日はすごく落ち込んでいたけど、今日は最高の気分」とコメント。特殊なバンは6万ドル(約480万円)はするもので、アリシアさんの両親は新しい車を買う資金もなかったことから、車の盗難のニュースがこんなことに結びつくなんて思ってもいなかったと翌日のニュースで感動を語っている。アリシアさんと一緒に働いている人たちも何かしてあげたいと行動を起こし、彼女の医療費のために5,000ドル(約40万円)の寄付金を集めたほか、ホーム・デポの社長がアリシアさんにぜひ会いたいと言ってきているという。