江戸川コナンやティム・バートン、宇多田ヒカルに影響を与えた推理作家って!?(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121009-00000018-mvwalk-movi
アメリカの作家エドガー・アラン・ポーによって確立されたとされるミステリー小説。世界中に多くの愛好家がいるこのジャンルは、これまで多数の名作が映画化され、ミステリーファンだけでなく映画ファンをも魅了している。そのエドガー・アラン・ポーにスポットを当てたのが10月12日(金)に公開される『推理作家ポー 最期の5日間』だ。
【写真を見る】自身の著作の模倣犯に挑むことになるポーを演じるのはジョン・キューザック
40歳の若さでこの世を去ったポーが1841年に発表した小説「モルグ街の殺人」は、文学史上初の推理小説と評され、「アッシャー家の崩壊」「黒猫」「黄金虫」「大鴉」など数多くの著作は、今なお読み継がれている名作ばかりだ。そんなポーは後世、多くの人物に影響を与えている。
日本の推理小説界の大家・江戸川乱歩は、そのペンネームからもわかるとおり、ポーの影響を色濃く受けている作家。彼から名前をとった「名探偵コナン」の江戸川コナンも、当然ポーがいなければ存在しなかったことになる。そのほか、コナン・ドイルやスティーヴン・キング、東野圭吾といった作家から、手塚治虫、萩尾望都らの漫画家、映画監督のティム・バートン、ビートルズ、ルー・リード、ブリトニー・スピアーズ、そして宇多田ヒカルといったミュージシャンまで、そうそうたるメンバーがポーに影響を受けているのだ。
『推理作家ポー 最期の5日間』では、ポーの著作を模倣した連続殺人事件が発生したことで、事件解明のためにポー自身が捜査に加わり、殺人鬼を追い詰めていく姿を描いている。本作のタイトルが示すように、事件の捜査と並行して描かれるのが、ポーが死を迎えるまでの5日間。様々な説が存在するポーの死の真相が明かされる。
さらに、注目したいのがスタイリッシュな映像と迫力のアクションだ。古典推理小説にスタイリッシュな映像とアクションで新たな息吹を与えた『シャーロック・ホームズ』(09)、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(11)は、世界中で大ヒットを記録し、古典推理小説×アクションという新しいムーブメントを生み出した。本作は『Vフォー・ヴェンデッタ』(05)のジェイムズ・マクティーグを監督に起用し、ダイナミックなアクションでゴシック感あふれるポーの世界を築き上げている。
『シャーロック・ホームズ』シリーズに続く本作の登場で、古典推理小説×スタイリッシュなアクションという新たなジャンルが映画界の定番となっていく日も近いかも!?