J・J・エイブラムス、AKB48にラブコール 夢は日本のクリエイターとコラボ(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121019-00000012-eiga-movi
J・J・エイブラムスが手がけるテレビシリーズ「FRINGE フリンジ」「パーソン・オブ・インタレスト」「ALCATRAZ アルカトラズ」が、続々とリリースされている。「フェリシティの青春」や「LOST」といったテレビシリーズで成功を収め、映画「ミッション:インポッシブル」シリーズや「スター・トレック」にも携わるエイブラムスが、ヒットの秘けつや米テレビ業界の現状、そして気になる日本のあのアイドルグループにも言及した。
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エイブラムスは、現在の米テレビ業界を「黄金期だと思う」と分析。視聴率にシビアで、すぐに打ち切られることも珍しくないが、ヒット作の多くが続編やリメイク、リブート企画の映画業界に比べ、「リスクをいとわない企画が増え、ワクワクするような面白いシリーズがどんどん出てきている」と話す。監獄島として知られる孤島を舞台にした「ALCATRAZ アルカトラズ」(コンプリートボックス11月7日発売)も、「囚人たちが現代によみがえるというアイデアがとても魅力的で、キャンプファイアを囲んで語れるような面白い話だと思い、この企画を追いかけてみようと思ったんだ」と話す。
アメリカではファイナルとなる5thシーズンに突入した「FRINGE フリンジ」(4thシーズンDVD&ブーレイ発売中)も、「人の心情をしっかりと描きつつも、あれほどユニークな設定をベースにしたシリーズにかかわることができて本当にうれしい」と述懐。ファイナルシーズンは「フィナーレに向けてストーリー展開のペースをしっかりと作りこむことができた」と胸を張る。
さらにエイブラムスは、テレビが面白くなってきた理由を「メディアとして(映画よりも)劣等であるという偏見もなくなってきているので、脚本家や監督、俳優たちがテレビに流れ込んできているから」とも話す。「その結果、独創性に富んだ、エッジの利いた、キャラクターもストーリーも面白いものがどんどん出てきているんだ」
その一例が、監視カメラの映像から犯罪を未然に防ぐ2人組の活躍を描くクライムサスペンス「パーソン・オブ・インタレスト」(1stシーズンコンプリートボックス10月24日発売)。同作は、「ダークナイト」のクリストファー・ノーランの実弟ジョナサン・ノーランがアイデアを持ち込み、脚本も執筆。エイブラムスは「ジョナサンはシリーズにバットマン的なカラーをもたらしてくれる。いわばマントなしのスーパーヒーローたちが、世界を感知する監視カメラという、現代の我々が非常に共感できるツールを使うという設定なんだ」と見どころをアピールする。
現在は来夏公開の監督作「スター・トレック2(仮題)」の編集作業に入っており、公開前の来日をいまから楽しみにしているという。親日家で日本のポップカルチャーにも詳しいエイブラムスは、日本のエンタテインメント界を席巻しているアイドルグループ「AKB48」とも、「スター・トレック」来日時などに顔をあわせている。「AKBのメンバーなら誰でも大歓迎だよ。ぜひ企画に参加してほしい。一緒にいて楽しい子たちだった」とラブコールを送る。
「今までいろんな国の俳優たちを起用してきたから、アメリカではまだ注目されていない日本の俳優や女優、脚本家や監督とコラボレーションをして、彼らの名をアメリカで広めていくことが夢なんだ。日本に行く度に、何か面白いものを見ることができても、すぐに帰らないといけない羽目になる。日本の芸術家やミュージシャンや俳優で感心する作品を見ても、本人たちに会えるのはまれ。今後日本のフィルムメーカーたちとコラボしてみたいと思っているよ」