ゾンビ映画に新たな革命!? ゾンビ未開の地から超強烈な映画がやって来た(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000003-mvwalk-movi


『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68)によってホラーの人気ジャンルとして定着し、今や世界各地に広がっているゾンビ映画。だが、この世にはまだゾンビ映画界未開拓の地があった。その場所とは、かつてフィデル・カストロ、チェ・ゲバラらが中心となって革命が行われたキューバ。そんなキューバで生まれた初のゾンビ映画『ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド』(公開中)が遂に日本上陸を果たした。

【写真を見る】ゲバラの絵が掲げられた革命広場にも大量のゾンビが出現

物語の主人公は40歳無職の駄目男フアン。突如として凶暴なゾンビが出現、増殖を始めたハバナの町で、ゾンビ退治の殺人代行会社を立ち上げた彼の活躍と混乱が、コメディタッチで描かれる。革命以後のキューバでは反米思想が広がっていたが、ソ連が崩壊し、冷戦が終結して早20年。もはや時代遅れの考え方になってきている。そんななか、ゾンビの襲撃を「米国から資金援助を受けている反体制派キューバ人の仕業」と国営メディアが報じるなど、反米思想を皮肉った社会風刺的な表現も劇中に盛り込まれており、米国文化を代表する存在でもあるゾンビが、キューバの地でいったいどのように描かれているのか注目を集める。

もちろん、堅苦しいことを考えなくても大丈夫。ゾンビ退治チームが手裏剣やヌンチャク、パチンコなどを使って次々とゾンビたちの頭を破壊していくインパクト大のシーンや、トンデモなゾンビの描写など、壮絶なバトルを純粋に楽しむことができるはずだ。普段、あまりなじみのないキューバからやって来た記念すべき“革命映画”の誕生をお見逃しなく!