「トゥルー・ブラッド」の女優が、下ネタ連発の女性だらけの映画の監督に挑戦!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121111-00000006-flix-movi


 アメリカの人気テレビドラマ「トゥルー・ブラッド」でアーリーン役を演じている女優キャリー・プレストンが、監督に挑戦した新作『ザッツ・ホワット・シー・セッド(原題) / That's What She Said』について語った。

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 長年の友人、ビービー(アン・ヘッシュ)とディーディー(マルシア・デボニス)は、こと男性関係においては対照的な人生を送ってきたが、ある日、ボーイフレンドと別れたばかりのクレメンタイン(アリア・ショウカット)と出会い二人とかかわり始めたことで、二人の関係がギクシャクし始める。本作は、そんな3人の女性の一日を描いたコメディ作品。監督は、これが2作目の長編作品となるキャリー・プレストンがメガホンを取っている。

 この映画のキャラクターについて「映画内の3人の女性は、みんな欠点だらけなの。その中でも、いろいろな困難を乗り越えていく主人公ビービーよりも、マルシア・デボニス演じるディーディーが一番まともな女性で、観客は彼女の一日が上手くいくことを願いたくなるような設定になっているわ。この映画のように、女性がすべて本音だったり、汚らしい(下ネタを連発する)部分を見せたりするけれど、それでも面白くて、愛すべき女性たちであるという映画は少ないと思うの」と魅力を語った。

 本作は、女優兼脚本家のケリー・オーヴァーベイが執筆した舞台劇「ガール・トーク」を映画化している。「わたしは脚本は執筆していないけれど、実は、わたしが舞台『ガール・トーク』の監督も務めていたの。その舞台で、3人の女性のキャラクターはすでに固まっていたから、映画化する際も、舞台で3人が本音で語るエッセンスは残したの。ただ、舞台では回想しながらバーで語り合うシーンを、映画では台詞も入れて実際に体験したシーンにしているわ。だから、シークエンスが増える度に、新たなキャラクターを登場させることになって、数年にわたって脚本を作り上げていったの」と、彼女は主にアイデアを提案していく役割を担っていたようだ。

 次に、キャリーが活躍するテレビドラマ「トゥルー・ブラッド」について「実は最初にアーリーン役を依頼され、なぜわたしだけが人間で、ヴァンパイアじゃないの!と思ったわ。ヴァンパイアで神秘的な存在である方が楽しいそうでしょ。けれど、ほとんどのキャラクターが能力を持っていく設定になってしまい、逆に今では人間で良かったと思っているの」と語り、さらに同番組のクリエイター、アラン・ボールの降板については「彼は最初、J・J・エイブラムスやジェリー・ブラッカイマーのようにクリエイターとして番組を制作し、その後誰かに委ねようと思っていたみたいだけれど、彼は制作に夢中になって、それができなかったらしいわ」と明かした。

 映画は、ビービーの暴言や下ネタの連発や、ディーディーとクレメンタインの普段聞かれない繊細な気持ちが伝わってくるガールズトークが新鮮な作品に仕上がっている。